冬に合うアルバム、ニューミュージック編（その２）

こんにちは、半次郎です。

昨日は各地で大雪だったようです。
１２月としては記録的な大雪。
暖冬だったはずが、なんとも寒い冬になりました。

さて、冬に聴くアルバム、ニューミュージック編の２回目です。

１９８０年１１月にリリースされたこのアルバムです。
松山千春の『木枯らしに抱かれて』。

このアルバムは、タイトルからも明らかなように、秋から冬がピッタリです。

アルバムに収録されている曲目を上げておきます。

　（1）北風の中
　（2）涙の向こうに
　（3）うぬぼれ
　（4）木枯らしに抱かれて
　（5）私の明日には
　（6）炎
　（7）ラヴ・ソング
　（8）夕焼け
　（9）子守唄
（10）悲しい時には

簡単な感想です。

（1）恋人たちが二人の行く末に不安を抱いているといった内容の歌詞ですが、メロディーが爽やかでポップな佳品です。

続く（2）は、胸騒ぎのようなイントロが印象的なマイナー調の曲です。
ただし、歌詞はハッピーに聞こえるのですが…。

（3）は明るく軽快でポップな作品です。
『君の微笑みで、僕の自惚れが消えて行く』というフレーズが印象的です。

（4）はアコーディオンのイントロで始まるマイナー調の曲で、アルバムのタイトルになっています。
『生きて行くその内いいこともあるはず。木枯らしに抱かれて、今宵また眠る。』と歌っています。
当時、半次郎が良く口ずさんだ歌ですが、今、この歌詞を聴くと、ホームレスを歌った歌なのかと思えてきます。
悲惨な社会になったものですね。

（5）はＡ面最後の曲になります。
千春らしい伸びやかな高音が聴かれます。

（6）はこのアルバムのハイライトです。
半次郎はこの歌をカラオケで見つけた時には小躍りして喜んだのですが、悲しいかな、高音がでない年齢になってしまいました。

（7）は気だるい感じの曲調ですが、恋人が長い髪を切ったのは自分のせいだと自分を責め、そんな恋人に、これからはずっと傍に居るよと優しく歌っています。

（8）は日暮れの似合うしっとりとした曲で、穏やかな気持ちになります。

（9）はアップテンポでおよそ子守歌といった感じはしないのですが、メロディーも秀逸でお気に入りの曲です。

アルバムの最後を飾る（10）は、ドラマチックな曲で、チョッピリ讃美歌の匂いがします。

冬の最中、雪がしんしんと降るときは、心なしか温もりを感じます。
このアルバムも、そんな温もりを感じさせてくれます。

from 半次郎