１２月に聴くＪａｚｚアルバム！

こんにちは、半次郎です。

１２月になってしまいました。
年の瀬の慌ただしさはまだ感じませんが、そうそうノンビリもしていられません。
先生方でさえ駆け出すという月ですから、半次郎などどうしたって駆けずり回らなければなりません。
ウォーミングアップを兼ねて、早めに駆け出しておきましょう。

さて、１２月は大抵、ベートーベンの第九を聴くものと相場が決まっています。
いや、誰が決めた訳でもなく、大晦日を前にして餅代を稼ぎたい楽団が、苦肉の策で、奏者や合唱団など大人数が出演する作品をやれば、家族など身内の人がチケットを勝ってくれるため観客が集まるからと始めたようです。

ただそれだけの理由ですから、何も１２月でなくても言い訳です。
受験生ならば２月や３月の合格通知が舞い込んだ日に、最高の気分で聴くというのもありです。

ではその第九の代わりに１２月に聴く音楽は何が良いのか？
半次郎、が独断と偏見に満ち溢れた師走に相応しいアルバムをご紹介します。

ジェリー・マリガンの『Ｎｉｇｈｔ　Ｌｉｇｈｔｓ』です。

ボサノバのリズムでありながら、この哀愁漂う演奏はクールで都会的な乾いた冷たさを感じさせてくれます。

中でも、タイトル曲と『プレリュード・ホ短調』がいいですね。

ジェリー・マリガンの奏でるバリトン・サックスの音色もさることながら、アート・ファーマーのトランペットやフリューゲルホーンが、冷たい澄んだ空気に優しい温もりを感じさせてくれます。
ボブ・ブルックマイヤーのバブルトロンボーンも、見事にそれに調和しています。

半次郎、イチ押しのアルバムです！

ただ、このアルバムにしろ、何も１２月だけに限った訳ではありませんが……。

from 半次郎