半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

小児は白き糸の如し

2007年02月20日 12時58分03秒 | コラム
こんにちは、半次郎です。

半鐘が盗まれる事件が続いているようですが、なんだかなぁ~。
いくら金目のものが欲しいったって、ねェ。
半鐘はいけませんよォ、オジャンになるから…。
名人志ん生が言ってましたねェ。

さて、本題も落語に関連してますが…。

『欺くばかり、偽り多き世の中に、子の可愛さは真なりけり。』
これは先代の名人三遊亭金馬師の“藪入り”の枕のフレーズです。

昔から子供は可愛いもので、我が子ともなれば尚更です。
ところが、昨今、我が子を粗末にする親のなんと多いことか!
一体、どうしたことでしょう?
子供だけを残してパチンコに興じていたり、飲み会やカラオケに行ったり…。
スノボーに行った強者まで出てくる始末です。

その間、子供が目を覚まさないと高を括って出掛けるのでしょうが、目を覚ました子供は孤独と不安でパニックになり、突拍子もない行動にでます。

無理もありません、人間は過去に経験した事柄に当てはめて物事に対応していく生き物です。
パターン学習ができていない小児にとって、『ただ大人しく待つ』という対応など出来る訳がありません。

目の前から居なくなった人が再び現れるという体験をして初めて、“待って居れば戻って来る”という判断が出来るようになる訳です。

十分に経験を積んだ大人でも、パニックになれば正常な判断が出来なくなるものです。
まして小児であれば尚更です。

『小児は白き糸の如し』
これからどんな色に染めるのかは親の仕事です。
染める前に、ホツレたり千切れたりしないように守ってあげなければなりません。

まさか、我が子の“糸”を親が千切ることのないよう、祈るばかりです。

                               from 半次郎



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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
自覚 (カイ)
2007-02-20 22:59:35
こんばんは。
私もこのスノボーの事故、こころが痛みます。
ひとり残された小さな子供のことを思うと。
何の責任感もなく、子供が子供生んで…
ほんと、おっしゃる、とおりです。
私も、親の自覚?をしっかり持たねば。

3人の娘さん、にぎやかで、よろしいですね。
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おや親・・・ (うだぷー)
2007-02-21 00:34:33
親なのに自分勝手に 子を一人置いて出掛けたり、
よくそんな事が出来るものですね。
自分が楽しければいいのでしょうか?
最近目立つのは再婚相手に虐待死されてる子供達。
しつけと称して虐待したり・・・
我が子のように可愛がってくれる相手かどうかとか
考えず自分が好きだから結婚するなんて
子供の幸せを考えないのかなぁ。 
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>カイさんへ (半次郎)
2007-02-22 22:29:05
コメント、ありがとうございます。

本当に最近多くて気になっていました。
子どもは社会の宝物ですもの・・・。
それに気付いていれば、こんな無謀なことはしないのでしょうがね。

我が家の三人娘は賑やかで、親父の居場所が・・・。
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>うだぷーさんへ (半次郎)
2007-02-22 22:38:12
コメント、ありがとうございます。

再婚相手や内縁の、いわゆる血のつながっていない父または母に虐められたり・・・というのは根拠があるように思えます。
自分のDNAを受け継いでいない子どもを育てるのは、頭では理解できても本能が拒否するからなのではないでしょうか?
きっと虐めた側も、何でそうしたのか理解できないと思いますよ。
それだけに怖いですよね。
この問題は、非常に奥の深い問題だと思います。
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