半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

冤罪の構図

2010年09月22日 12時07分55秒 | コラム
本物だと思っていたものがニセモノだったとしたら、返品し取り替えて貰うか、お金を返して貰いますよね?

国の機関、国の組織がデタラメな“ニセモノ”だった場合は…。

税金を返してくれる訳はありませんよね。
ならば、せめて組織を取り替えてもらいたいものですね。

こんにちは、半次郎です。

先日投稿した記事『冤罪の温床』を証明するような事実が判明しました。

郵便不正事件で無罪となった村木局長の事件で、無罪の証拠となるフロッピー内のデータのプロパティを改竄したとして、“特捜のエース”と呼ばれるエリート主任検事が逮捕されました。

この証拠を、検察側の都合の良いように、検察側のでっち上げたストーリーに合致するように改竄したと言うのです。

つまり、調べている内に出てきた無罪を証明する証拠を見て、“無罪”と判断するのではなく、その証拠を“犯人に仕立て上げる”ために手を加え書き換えた訳です。

背筋がゾ~ッとする話です。

北朝鮮で起きた話などではなく、ここ日本でつい最近行われていたことなのです。

一体、日本人の良心は何処へ行ってしまったのでしょう?

この事件の怖いのは、無実と分かった〈であろうはずの〉容疑者を、罪に陥れるために意図して証拠隠滅をしているところで、冤罪のなにものでもありません。

今までの数多くの冤罪事件が、このようにして作られていたのだと、改めて分かりました。

そう考えると、この犯罪は、主任検事個人の問題ではなく、古くから検察という組織に内在する問題ではないかと思います。

ところで、この犯罪を取り調べるのは、やはり検察なのでしょうか?
それしかないと思うのですが、そうであれば、絶対に自分たちの所属する組織に責任が及ぶような結果にはしないことでしょう。

誰が考えても分かります。
“する訳がない”のです。

つまりは、この主任検事一人に罪を被せて、あくまでも個人の行った犯行でお家安泰で一件落着とされるに違いありません。

この不祥事は、そんなものでは誤魔化せないほど重く大きな事件なのです。

注目して行きましょう。

from 半次郎


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