半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

体罰教師は何故生まれるのか?

2013年01月24日 13時05分53秒 | コラム

こんにちは、半次郎です。

昨夜の雨が雪に変わるとの予報で身構えていただけに、今朝の雨は拍子抜けでした。
天気にも、まだまだ人間の予測出来ない動きがあるようです。

さて、このところ体罰教師の話題を良く見かけます。
ある学校の運動部の部活で、顧問となっていた教師が部員に対し、常日頃から暴力、暴行を働いていたと言うものです。

何の為に?

その運動部でレギュラーになるためだったり、相手に勝つためだったり、理由は様々です。
指導したことが活かされないと殴ったり、蹴ったりしたのだそうです。

頭で分かっていてもその通りに出来ないのがスポーツです。
思考に携わる脳と運動を司る脳との連携は、なかなか上手く行かないものです。
それは体罰に依っても矯正出来ません。

体罰は次第にエスカレートしていきます。
そして、いつか、相手の許容範囲を超えてしまいます。

超えた結果が、生徒の自殺となって現れたのでしょう。

過去にも、戸塚ヨットスクールでの死亡事故などがありました。

あれも当初は“躾”の範囲内だったものがエスカレートした結果だと思います。

人間の行動は常にエスカレートしていくものなのです。

だから、まだ火事になるかどうか分からない火種の内に消火しておかなければならないのです。

ここまでは大丈夫でここからはダメという線引きは難しいものです。
だから、問題にならないような小さな行為でも、手を染めないように気を付けるべきなんです。

おそらく、この教師は、心の底から生徒の為を思ってやったことだと思いますが、いつからか生徒の許容できる範囲を超えてしまっていたのでしょう。

犯罪とは得てしてそういう状況で起こるものです。

だから、悪いことと言われているものについては、最初の一歩を踏み出さない勇気が必要なのだと思います。

悲しい事件でした。

From 半次郎



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