半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

唄を忘れたカナリヤは…

2006年11月01日 13時05分00秒 | 詩・メルヘン
こんにちは、半次郎です。

今日から11月です。
早いものですね。
すこし遅れてくるとか、長く居座る“月”なんてないのでしょうかね?

さて、役に立たなくなったものは、どうしますか?
処分すべきものと、そうでないものの区別は難しいですよね。


       かなりや    詩 西条八十

    唄を忘れた金糸雀は 後の山に棄てましょか
    いえ いえ それはなりませぬ

    唄を忘れた金糸雀は 背戸の小藪に埋けましょか
    いえ いえ それはなりませぬ

    唄を忘れた金糸雀は 柳の鞭でぶちましょか
    いえ いえ それはかわいそう

    唄を忘れた金糸雀は
    象牙の船に 銀の櫂
    月夜の海に浮かべれば
    忘れた唄をおもいだす


昨今の、人を粗末に扱う風潮に対する警句ともとれます。
話題になった“もったいない”と言う言葉(思想)を有する日本ならではの感情ですね。

西洋から来た“リストラ”と言う名の解雇は、日本にはそぐわないと思います。
この詩の教えのように、唄を思い出すまで待てば誰も悲しまずに済むのですから。

大切にしなさいな、まだまだ働ける人たちを!

もったいない、モッタイナイ!

                               from 半次郎


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2 Comments

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ひょえ~っ! (うだぷー)
2006-11-02 01:12:28
て、思うような・・・
最初聴いたら、なんて残酷な怖い歌詞なんだ
って感じですが、よく見ると(聴くと)違うのですねぇ。そんなに扱ってはいけないという意味ですよね
何でも粗末にしたらダメです。めっ!
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>うだぷーさんへ (半次郎)
2006-11-02 21:19:43
そうですよね。
残酷で怖い言葉が出てきますよね。
でも、これが今の世の中で起きていることです。

いつ自分が“唄を忘れたカナリヤ”になるかも知れないのですから、優しくしてあげたいですね。
人間にも鳥にも・・・。
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