2021年10月28日のまにら新聞から
10月28日のまにら新聞から
57%が「生活の質悪化」 6月から8ポイント悪化
民間調査機関のソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)が27日に発表した9月の世論調査によると、過去1年間で「生活の質が悪化した」と回答した人は全体の57%と過半数に上っている。6月の調査で同じ答えをした人は、49%で、3カ月で8ポイント悪化した。
コロナ感染拡大にともなうロックダウンの影響で昨年5月に実施した同調査で「生活の質が悪化した」と回答をした割合は調査開始の1983年以来最悪の83%まで悪化したが、11月には同62%、今年6月には同49%まで改善していた。
9月の調査で「生活の質が改善した」との答えは13%にとどまり、「変わらない」は29%だった。生活の質が「改善した」から「悪化した」を差し引いた純改善度はマイナス44となり、6月調査時のマイナス31から13ポイント悪化したことになる。昨年9月に記録したマイナス76に比べるとかなり改善しているが、生活が苦しくなったという実感を持つ人がまだ多いことが分かる。
ちなみに、地域別に9月の純改善度を見ると、首都圏がマイナス51、首都圏以外のルソン地方で同41、ビサヤ地方で同46、ミンダナオ地方同47となっており、地方より長くより厳しい防疫措置の下に置かれてきた首都圏で高い傾向が見られる。
学歴別でこの純改善度を見ると、中卒以下はマイナス40以上と6月調査時のマイナス30より悪化しているのに対し、大卒では同26と6月調査時と比べて4ポイント改善している。
今後1年間の生活の質の見通しに関する調査では、「変わらない」と答えた割合が45%と最も多く、次いで「改善する」との回答が33%、「悪化する」との回答が7%だった。
調査は9月12〜26日、18歳以上の1200人を対象に対面インタビュー方式で行われた。(岡本浩志)
10月28日のニュース
ミャンマーや南シナ海に言及 ASEAN首脳会談で大統領
大統領、ASEAN首脳会議でミャンマーや南シナ海問題などに言及
出生数過去35年間で最低 死者数は21%増加
1〜8月期の出生数は前年同期比28%減の70万3400人。過去35年間で最低水準
集団免疫獲得と発表 ラスピニャス市
ラスピニャス市が集団免疫を獲得したと市長が発表。ワクチン接種率90.6%
新規感染者3218人
新型コロナ新規感染者数は3218人、累計感染者は276万8849人
12歳未満の入場禁止 マニラ湾ドロマイトビーチ
環境天然資源省は26日以降、12歳未満のドロマイトビーチへの入場を禁止
比乳製品市場でシェア10%目指す
ベトナム乳業大手と比デルモンテが合弁。比で10%のシェア獲得目指す(時事)
北東季節風で徐々に涼しく
北東季節風が吹き始め、ルソン地方では徐々に朝晩が涼しくなる
飛び降り寸前の日本人女性保護
第1マンダウエ・マクタン橋から飛び降りようとしていた日本人女性保護
大衆紙の話題
警官が口論で発砲
国家警察東サマール州本部の警察官が24日午後、同州バラギガ町で、女性と口論となった際、発砲したとして告発されている。問題の警官はアレクサンダー・サラザール巡査長で、口論相手の女性を脅すため拳銃を発射。けが人はいなかった。巡査長は現在バラギガ署で身柄を拘束されているという。エレアザール国家警察長官は「徹底した捜査と、証拠があれば内部処分や刑事告発も行うよう」命じた。警官が支給の銃を使用して民間人を脅したことが証明された場合、解雇に処すこともあるとしている。(27日・Pジャーナル)