ご無沙汰してます
朝晩が涼しくなってきましたね。
日中との寒暖差もありその変化に身体も慣れようとしているときですので、やや疲れが出てるな〜と感じやすい時期かもしれません。
周りを見渡せば、赤い彼岸花やピンクのコスモスが風に揺れて、なんだか優しい気持ちになる今日この頃
皆さまお変わりありませんか?
さて、基礎講座に向けての体験講座が無事に終わりました。
ご参加下さった皆様ありがとうございました。どうしても参加が厳しく録画配信を希望されて観られた方も講座はどうでしたか?
せっかくなので、私が講師でお話した自分のカウンセリング体験談を書いてみようと思います。
読むのが大変〜と思う方は飛ばしてもらって大丈夫です
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私のカウンセリング体験談〜
私は自分の考えや欲求を飲み込む癖があります。
「言おうかなどうしようかな」と考えてるうちにどんどん話題が進んでいって「あーまた言えんかった」ということがよくあります。なので自分の意見を言える人が羨ましかったです。
そこで私は「自分の意見を言えるようになりたい」というカウンセリングを受けました。
カウンセラーから「自分の意見を飲み込むようなこの感覚はいつからある?」と訊かれて「え、この感覚?いつぐらいからあるんだろう」と考えてみるわけです。
例えば生まれた時に泣くのを我慢しようとか考えてる赤ちゃんっていないじゃないですか。
お腹がすいたら泣くし、オムツが濡れたら泣きますよね。
いつぐらいからそうするようになったんだろう、社会人のときどうだったかなー、高校生や中学生のときはどうだったかなーとか、小学生やそれよりも前はどうだったかなーとたどっていくと、保育園のお帰り場面が浮かびました。
帰りの時間、大人が園に入ってくると「お母さんかな?」と振り向くのですがお母さんじゃない。また誰かが来るけど私のお母さんじゃない。それを繰り返して待っていたらとうとう最後一人になってしまってました。
これが5歳の頃の保育園の毎日。
今なら分かります。母も一生懸命に家族のために遅くまで仕事を頑張ってたんだな、有難いな~と。
でもカウンセリングの中でその場面を思いだしたとき、頭も体も心も固まりました。何も感じない、何も考えない「無」になった感覚。
私は大人になってからもこのフリーズする感覚が時々ありました。
この5歳の場面に身を置きます。
カウンセラー「今何を感じたり考えたりしてるの?」
私「一人ぼっち、でも大丈夫」
カウンセラー「我慢してるの?」と訊かれたときうわっとこみ上げたものがあって、ふいに涙がこぼれました。
これは自分でもびっくりしました。なぜなら私は子どもの頃から人前で泣いたことが無かったからです。
そうするとカウンセラーが「その涙はなんて言ってる?」と訊かれ初めて私は「寂しい」って言葉にしました。
カウンセラー「そっかあ、寂しいんだね、よく我慢してきたね」と言われたとき、初めて我慢している自分に気づきました。
そしてカウンセラーは「あなたはどうしたいの?」と訊いてくれたんです。
迎えに来た母は遅くなったことを申し訳なさそうに先生に挨拶しながら私を見る間もなくなく、急いで帰宅して家事をしないといけないという険しい表情をしている母が浮かびました。
だから私はこう答えました。
「早く迎えに来てほしいけど、これ以上言ったらお母さんが困る」「先生もいるから私は大丈夫」
そんなふうに母親を困らせないようにしよう、自分の欲求や気持ちは出さないようにしよう、我慢しようと決めたんです。
これを「決断」と言います。これは無意識です。
カウンセリングの中で保育園のその場面に身を置いて、その時感じている「寂しい」という気持ちを感情処理しました。
クッションを抱えてカウンセラーに手伝ってもらいながら、このクッションに守られてるという想像をして、私はその「寂しい」という気持ちをハ~と何度も息で吐きだしていくんですね。
そうすると、寂しいがだんだん減っていくのが分かりました。
寂しいという気持ちが減っていくと今度は「一人ぼっちは嫌だ」という感情がわき上がってきたので今度は「嫌だ」という感情も息で吐き出しました。
感情って一つだけではなくて幾つもあるんですね。
すると、胸につかえていたものが出ていってスッキリしていったのです。
先ほど小さいころに自分で決めた決断があるんだとお話ししましが、私は子どものころに「親から愛されるためには欲求を言わないようにしよう」とか「相手に合わせよう」と自分で決めたわけですが、この決断は無意識なのでこうやって私たちは、子どもの頃に感じて押し込めていた感情に気づかずに「なんで私はいつも自分の意見を飲み込んでしまうのだろう」「なんでいつも相手を優先してしまうのだろう」と思っているわけです。
それをカウンセリングの中で変えていくことが可能なんですね。
今お話ししたのは「いい子の決断、子どもであるな」といいます。
そしてカウンセリングの中でカウンセラーは5歳の私に「もう我慢しなくていいよ。あなたの考えや気持ちをいっぱい聴かせて」と言ってくれました。
「え、我慢しなくていいの?私の考えや気持ちを言ってもいいの?」と戸惑いもありましたが、嬉しそうに私の話を聴いてくれるカウンセラーの表情にあったかいものと安心感も感じました。
私の中ではモノクロだった世界が色づいていく感覚でした。
そのあとふと気づくと、自分の気持ちやこうしてほしいとか、あれが欲しいとか、家族に欲求を言ってる自分がいました。私は家族にも気を遣っていたんだなと気づきました。
そこからまたびっくりしたのが、カウンセリングで感情処理した後、「あー私は反抗ばかりする息子にイライラしてたのは、私が自分の意見を言うのを我慢してたからなんだ。自分の意見を言える息子は凄いな」と子どもに対してありのままの息子を受け入れられるようになっていったんです。
そうするとイライラすることが随分と減って息子との関係が良くなっていきました。
つまり感情処理した後、自然に思考と行動が変化していったんです。
だから、思考感情行動どれか一つが変われば全て変わるというのが特徴です。
頭では分かってるけどなかなか変われない、変わらないという時は、感情がおざなりになってる事がよくあります。
そういう人にとって感情処理法はとても効果的なのです。
本講座開講(10月21日)まで録画配信が可能です。
ぜひ一度実際のカウンセリングをご覧になってみませんか?
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