前回に続きます。
日を改めて、おばあさんの家に行ってみることに。ちょっと緊張しながら呼び鈴を押す。
中からお手伝いさんのインドネシアのお姉さんが出て来た。
そして、中に入るようにと。友達と、ドキドキしながら中に入ることに。目に飛び込んで来る物全てが目新しいというか、日本の古い家屋の造りが私には珍しく、あっちを見たり、こっちを見たり。
玄関の二枚戸の上には立派な日本家屋ならではの木の板の彫刻。それを見ただけでも、ここは台湾の中に日本が生きていると感動。
家の中は、もちろん靴を脱いで入るスタイル。入ってすぐに黒光りする長い廊下が横に続く。
先に案内されたのが、廊下の右にある台所。最近の造りではなく、もちろん昔ながらの造り。土間があったが、少しリフォームした雰囲気だった。
次に案内されたのが、玄関上がってすぐ目の前にある客間。そこには立派な床の間があった。床の間の立派な柱は本当に立派だった。何の木かは忘れたが、とにかく立派で、いつも拭いているのかピカピカ黒光りしていた。
その客間にはガラスのテーブルと、ソファーが置かれており、私達二人はそのソファーに腰掛けた。
隣の部屋はおばあさんの寝室兼居間のようで、介護用に見えるベッドが置かれていた。
もちろんこの続いている二間は和室で畳が敷かれていた。そして、私達が座っている後ろは縁側のような廊下が広がっており、そこから見える緑の木々は素晴らしかった。
本当にここが台湾なのか?建物は日本だし、おばあさんは日本人だし会話は日本語だし‥‥日本なんじゃないか?何で台湾の中に日本があるんだろう?頭の中が不思議な感覚になっていったのを今でも覚えている。
続きはまた次回
※写真は台湾台中にある東海大学内の日本家屋。
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