近江神宮は広い神域をもつ神社でした。天智天皇を祀る勅祭社として、昭和15年に創建されたようです。歴史は浅いのですが、この神域の広さと境内の社殿から受ける特別な印象は、この地が天智天皇に関する伝説や神社などが多いこと、また近江大津宮の跡という場所だからでしょう。境内に、特別な印象を与えているのが、火時計と日時計です。天智天皇の御代に大津の都に漏刻が設置され、時間を知らされたことが時刻制度の始まりとされていることによるのでしょう。境内には時計館宝物館というものがあり、我が国最古の懐中時計や和時計をはじめ古今東西の時計が展示されているようです。境内の日時計と火時計はそれにまつわる奉納物なのでしょう。天智天皇の漏刻は水時計でしたが、この境内には火時計があります。日時計の方はよく出会うものですが、火時計は始めて知りました。
30秒の心象風景26768・古代火時計~近江神宮~
https://youtu.be/NJe6Ii-vvaM