斑鳩寺は撮影のために何度も訪れた古刹寺院です。開放的な境内には魅力的な被写体が多くあります。まず、参拝者を迎えてくれる仁王門。視界を遮るものが何もない状態で門内に立つ仁王様は親近感があります。門をくぐると正面には講堂が見え、右手には境内で最も背が高い三重塔があります。西播磨地域で、もっとも早く重要文化財に指定された仏塔建築で、貴重な遺構です。この斑鳩寺を中心としたエリアが、ようやく歴史的景観形成地区となったようです。近代化が進む現在、逆に古い文化財に対する意識が高まっているのかもしれません。聖徳太子の時代にまで遡る歴史を伝えるのが斑鳩寺であり、その周辺の遺跡群になります。歴史的景観形成地区としての取り組みは、これからどのように進んで行くのか、まずは、斑鳩寺で始まった大修復事業かもしれません。
30秒の心象風景23559・歴史的景観形成地区~斑鳩寺~
https://youtu.be/_b4nzWxoZ1A
30秒の心象風景23559・歴史的景観形成地区~斑鳩寺~
https://youtu.be/_b4nzWxoZ1A