広重のシリーズ絵画を楽しんでいます。いま続けているのは名所江戸百景で、デジタル画像のデータを映像作品にすることで、全体の構図だけでなく細部の表現にも見どころを探る試みを続けています。縦長構図の絵画を横長の動画にするには、パンニングが必要で、そのときに、トリミングされた部分に視点が誘導されます。今回は 62『名所江戸百景 八ツ見のはし』です。タイトルの内容を理解するには江戸文化についての知識が必要になることが多いです。今回は、専門家の情報によって「八ツ見のはし」の意味が理解できたところです。『一石橋の上に立つと、外堀川に架かる呉服橋と鍛冶橋、道三堀の銭瓶(ぜにかめ)橋と道三橋、日本橋川・北方向の常盤橋、西方向の日本橋、江戸橋と7つの橋が見えたという。それに一石橋自体を加えて、「八ツ見の橋(やつみのはし)」「八見橋(やつみばし)」と呼ばれたそうです。』
30秒の心象風景29647・八ツ見のはし~広重の名所江戸百景~
https://youtu.be/PBvWPqIKbtQ