(ママの回想)
夜、4人それぞれ3時間ごとに授乳、おむつ交換。その度ごとに赤ちゃんが泣く。常にどこかの電気がつき、泣き声が聞こえ、出産後の興奮もあって3日間全く寝付けない。助産師さんが懐中電灯を持って巡回。もっと寝だめしておくべきだった。
同じ部屋の隣の人が、授乳に手こずり、大変だったらしく、夜中にすすり泣く声が聞こえた。
朝から助産師さんが何度も巡回。その度に、母乳をきちんと飲めているか、チェック。極度の恥ずかしがりなのに、1日何度も胸をしっかり持って赤ちゃんにぱくっとくわえさせ、恥ずかしさは完全に麻痺した。
助産師さんといってもいろいろなタイプの人がいた。かっちり固い系、ガンガン管理系、親しみ系。
一番インパクトがあったのは、自立うながし系だった。「今何しているんですか?何のためにしているんですか?そうですね。バッチリいいですよ。次は何をするんですか?そうです。その調子でいきましょう。今日は勉強会がありますね。後で学んだことを聞きますよ。」という人だった。後3日で退院していく人に、自分で考えさせる習慣をつけてくれた。何でもしてくれると、返って頭が働かなくなるので、こういうやり方もいいと思う。
ヤマハの講師もこういう風に見られているのかも。
(パパの回想)
病院のトレーニングはしっかりしていた印象だったが、最初の数日間は、ママが段々とやつれていくというか、疲れていくのが見えてかわいそうだなあと思った。ちょっとイラついている感じかなとも思ったが、怒る元気もないほど疲れ切っているように見えた。
この後、退院してちゃんと頑張れるのかなあということが唯一の心配事項。