2011年生まれ! ただいま子育て中

はじめての子育て中のメモ。そのうち飽きるまで書きます。

生まれた日の朝

2011-01-15 07:09:39 | 出産
ママからのメール。
短いけど、なんか興奮状態なのが伝わってくる。でも、よかったね。
ちなみに気がついたのは、お昼頃起きてからでした。

>騒がしいのと、興奮状態なのと、寝つけない
>パパありがとうな

出産後の夜から朝まで

2011-01-15 04:38:08 | 出産
(ママの回想)

夜、4人それぞれ3時間ごとに授乳、おむつ交換。その度ごとに赤ちゃんが泣く。常にどこかの電気がつき、泣き声が聞こえ、出産後の興奮もあって3日間全く寝付けない。助産師さんが懐中電灯を持って巡回。もっと寝だめしておくべきだった。

同じ部屋の隣の人が、授乳に手こずり、大変だったらしく、夜中にすすり泣く声が聞こえた。

朝から助産師さんが何度も巡回。その度に、母乳をきちんと飲めているか、チェック。極度の恥ずかしがりなのに、1日何度も胸をしっかり持って赤ちゃんにぱくっとくわえさせ、恥ずかしさは完全に麻痺した。

助産師さんといってもいろいろなタイプの人がいた。かっちり固い系、ガンガン管理系、親しみ系。
一番インパクトがあったのは、自立うながし系だった。「今何しているんですか?何のためにしているんですか?そうですね。バッチリいいですよ。次は何をするんですか?そうです。その調子でいきましょう。今日は勉強会がありますね。後で学んだことを聞きますよ。」という人だった。後3日で退院していく人に、自分で考えさせる習慣をつけてくれた。何でもしてくれると、返って頭が働かなくなるので、こういうやり方もいいと思う。
ヤマハの講師もこういう風に見られているのかも。

(パパの回想)

病院のトレーニングはしっかりしていた印象だったが、最初の数日間は、ママが段々とやつれていくというか、疲れていくのが見えてかわいそうだなあと思った。ちょっとイラついている感じかなとも思ったが、怒る元気もないほど疲れ切っているように見えた。
この後、退院してちゃんと頑張れるのかなあということが唯一の心配事項。

ほっとして泣いた

2011-01-15 02:40:13 | 出産
(ママの回想)

陣痛室に戻り、赤ちゃんを全身まじまじと眺めた。五体満足であることを確認して、安心し、あまりにほっとして泣いた(各種重い病気だったらどうしよう、とすごい不安だったので)。
いつの間にこんなに立派に人間の形にできていたんだろう、と不思議だったが、悔いのないよう、妊娠中我慢して体にいいものを食べていて良かったと思った。特に妊娠後期の赤ちゃんの体重増加はすごいので。

陣痛の時、その場は泣かずにこらえたが、18時間経ってから、やっぱり痛かった、と一人で泣いた。
生徒のお母さんの「私は無痛分娩だったけど、やはりあの痛みを経験しなければ本当に我が子は愛せない。無痛分娩はよくない」という言葉を思い出して、また泣いた。

「陣痛室が混んでいるので、部屋に移動しましょう」と言われ、深夜2時半頃、4人部屋に移動。「面会時間ではないので、ご主人は帰って下さい」と言われ、3時頃夫は自転車で帰った。何事もなく帰れてよかった。

(パパの回想)

ママの回想にあるとおり、赤ちゃんが五体満足で、健康に産まれてきたのが何より嬉しかったようだ。身体は相変わらず赤黒い感じだったし、頭も妙に尖っていて、某ギャグ映画の Dr.イーブルみたいな感じだったりしたのだが、手の指とかをみると、小さいながらちゃんと5本生えていて、関節の数も大人と同じ。手のひら一杯で、パパの親指の先を包み込むのが精一杯の大きさなのに、それでも人のカタチをしていてそれはすごいなあと思った。ママの身体の中で、ここまで作られたっていうことにビックリ。その感想は同じだ。

陣痛室では、はじめてママが授乳にチャレンジしていたと思ったけど、記憶が定かではないかも。

本来は朝まで陣痛室で過ごしてもらって朝、部屋に移るというパターンが普通みたいだったが、この日は、出産ラッシュだったらしく、部屋に引っ越し。もらったグッズなどを詰め込んで部屋に移動。そこで、いろいろと注意を聞いたりして、帰った。最初の夜だし、ママも不安なんじゃないかなあと思いながら、できることなら側にいてあげたいなあと思いつつ、同室のママの迷惑にもなりそうだったので、潔く帰ることにした。

へその緒と胎盤

2011-01-15 01:24:37 | 出産
(ママの回想)

その後、へその緒と胎盤を見せてもらった。白と黒っぽい斜めのうねうね極太ロングロープ(へその緒)、両手2つ分(もっと大きかったかも)はある血のかたまりのような特大ハンバーグ(胎盤)、薄くて伸びのいい膜(羊水が入っている膜)を見た。

夫が下の方を見ようとしたら、先生が「ご主人、これは見ない方がいい」とおっしゃっていた。産婦人科というとスケベ的な印象もあるが、実際にはグロテスクな物、大量の流れる血を見ても、冷静に対応できる人しかなれないんだと思った。あまりすごい物を見ると、その後の夫婦関係に影響するから、という配慮だと思う。

赤ちゃんの出口から大の出口付近は、結局いきんだ勢いで切れたらしい。自分では全体に痛くてわからなかった。分娩台がさらに上げられ、先生が冷静に裁縫。これが一番恥ずかしかったが、どうすることもできない。小さな注射(麻酔)を4本位打っていた。
私の後にまだ続いていたらしく、この晩はさらに5人生まれたらしい。大潮でも満月でもないのに、こういう事もあるらしい。
産婦人科の先生は一晩で何人もの分娩を担当する、すごい仕事だと思った。

(パパの回想)

ママが出口を縫ってもらっている間、パパはベイビー君の姿をデジカメのビデオに撮影するのに一所懸命だった。あんまり長いムービーではないのだが、4~5分くらいの映像を 4本くらい撮影した。まあ、ダラダラと 1時間とか撮っても仕方がないと思ったので、デジカメのムービーくらいでちょうどよかったかもーと思いながら、今しか撮れない映像をせっせと SDメモリカードに納めていた。

分娩室へ、そして出産

2011-01-15 01:20:36 | 出産
(ママの回想)

内診は、今まで台の上でカーテンで仕切られていたのが、陣痛室ではベッドに寝たまま、助産師さんが産褥ショーツを脱がせ、シートを使って出口に指を入れてきた。インパクトが強いので、「ご主人は外に出ていて下さい」と。
分娩室に行く直前、いきんで大が出るのが嫌だからトイレに行こうとしたら、何かあってはいけないと、助産師さんがトイレの中まで入ってきた。

分娩台でいきんでいる間、隣の分娩室から赤ちゃんの泣き声。うらやましかった。
始め、横向きでいきんでいた。全身に震えが走る。途中から上向きになるように言われ、恐怖の開脚。つい膝を閉じかけていたらしく、男の先生に、開いた状態になるように両手で膝を押さえ込まれた。
出口付近に硬くて丸い物があるのを感じた。多分赤ちゃんの頭。

いきんでいる時、助産師さんが「そうそう、上手上手」と元気づけてくれた。ほめられると、痛くてももっとやろうと思えた。ピアノのレッスンも、ほめた方が進みが早くなる、と思った。
先生が「何とかいけるかな」とおっしゃっていた。恐怖の会陰切開のことらしい。あらかじめ麻酔して切るか、切らずにいくか、判断していたらしい。

「うーん、といきんでそこで休むと、頭が出かかってもまた戻ってしまいます」と助産師さんに言われた。「続けて2回いってみましょう。その方が赤ちゃんが出ます。」と助産師さんのアドバイス。頑張って4回いってみた。

しばらくして出口付近が生温かくなり、何かがドバッと出た。「はぁ?何?何?」と聞いたら、「赤ちゃん出ました。1時3分です。」と言われた。夫も淡々と「出たよ」と言った。下の方を見たら、クリーム色(胎脂)、褐色、血のまだらな謎めいたものが少し見えた。
ワンテンポ遅れて、元気な泣き声がした。続いて計測、カンガルーケア。感動というより、ぽかんとしてしまった。涙は出なかった。

(パパの回想)

ママは分娩室までゆっくりと歩いていった。
ここは事前の講習でも言っていたが、ベッドに寝て運び込まれるみたいなことはなく、痛みを我慢しながら、分娩室まで歩いていくのが原則らしい。その方が、赤ちゃんが降りてきやすいのだという。イチイチ、理屈が伴っているのがイマドキの出産っていう印象だ。

ママは陣痛促進剤の点滴をしながらだったので、その点滴用の治具をそのまま連れて、分娩室へ。
何気に、陣痛室や分娩室には鍵がかかる扉がないので、パパはサイフだけをズボンに入れて、手にはカメラとウチワを持って分娩室へ行った。

分娩室では何枚か記念撮影。
というより、雰囲気が、一生に一度の記念だから、ちゃんと記録しましょう!
みたいな雰囲気。
カメラも遠慮しながら撮影という雰囲気ではなく、写真撮るから、はい、ポーズみたいな雰囲気なのだ。これは驚いた。

分娩室は暑い。
ベイビー君は裸で出てくるので、寒くないように 24-25℃くらいに保つんだそうだ。
しかし、ママとパパは肌着とシャツ一枚相当を来ているので、暑い。
ということで、ママがウチワで扇いで扇いでと言っていた。

ママはうんうん頑張っていたが、パパは 0:20 くらいから 0:40 くらいまで記憶がない。
立ったままうちわを扇ぎながら意識が飛んでいたかもしれない。
そのうち、「続けて 2回いってみましょう」くらいから再び目覚めて、扇いだ。

途中、先生が、
「頭がでてるよ。」
というので、後ろに回って、様子をみようとしたら、「そこから先は来ちゃダメ。見ない方がいい。」という。
ショックを受ける親もいるらしい。
ということで、自分もどうか分からないので、素直に遠慮。

ちなみに、赤ちゃんが出てくる時には、頭が細くなって出てくるので、およそ人の顔ではないらしい。いわば肉塊。しかも血まみれ、白い脂まみれ付き。実際に産まれた後に、頭のカタチはとんがっていて、数日間かけて徐々に丸くなってくる感じだ。

産まれた後、ベイビー君は、そのまま離れた台の上に連れて行かれて、ホースで鼻の穴や口の中を吸われていた。これは残っている羊水を吸い出しているんだそうだ。台の上は、コンビニのホット食品を温めているコーナーのように上に温かいライトがついている。

先生一名、助産師さんが一名。補助で入れ替わりながらのべ 2名。
いろんな人の助けを借りながら、かわいいベイビー君が登場してきました。

というけど、実際出てきた後は、赤黒い感じで、白い脂があちこちにべっとりしていて、ひとまず触りたいという感想にはならなかった。でも、興味津々なので、ちょっと遠巻きに見ながら…、なんか味わったことのない気分。

ママはどんな風に思うんだろう。
ちゃんと、我が子をかわいいって思えるんだろうか…。
それが一番心配なことだった。