はるちゃんのおもちゃ投げが止まらない。今日は27個投げた。パパがルンバしてくれないと、部屋がすごい汚い。
ママは徹夜なんだって。理由は朝起きる自信がないから…。いつまで経っても、身体は良くならんぞ。
はるちゃんを連れて皮膚科に行こうとした。途中パソコンの調子が悪いなどつっかかって遅れしまい、仕方なく診察は午後にして、お昼を先に食べることにした。
食べ終わってはるちゃんは体を動かしたいらしく、ベビーカーから降りて歩き出した。もちろん、ママの手を振り払って、エスカレーターに乗ろうとした。ママはベビーカーを片手で押しながら、はるちゃんを追いかけた。
何とか捕まえて、ベビーカーに乗せた。がいつになく泣きやまない。左手で右手を押さえたポーズのままだ。やがてベビーカーの中で横向きになって、もがき始めた。
どうしても泣きやまないので、皮膚科はあきらめて、整形外科に行くことにした。1軒目、すごい混んでいて、終わるまでに2時間かかるとのこと。2軒目、先生は不在らしい。3軒目、順番を早めて診て下さることになった。
先生ははるちゃんのひじをいじり始め「ひじが抜けている。もう治したから大丈夫。抜けやすいから、また抜けるかも」とのことだった。
やれやれ、1分ほどひじをいじっただけで、3890円かかった。はるちゃん優先で、結局皮膚科には行かれなかった。
ママは疲れて、動けなくなる。パパはさっさとやれと言う。昼間はるちゃんのためにせかせか動きすぎて、その反動で夜はぐったり。
昔、ママは仕事仲間にパパのことを自慢した。「こっちがイライラして話しかけても、パパはとっても穏やかな性格であっさりかわされてしまう。まさに一人相撲状態。喧嘩って相手がいないと成り立たない、とつくづく思った」と。
その後パパは、仕事が大変なのか、怖い映画の見過ぎなのか、はるちゃんよりパパ優先にして欲しいのか、あの穏やかさは消えてしまったようだ。いい性格だと思っていたのに。
はるちゃんと一緒だと、何かとロスタイムが多く、なかなか進まない。パパが休日よく、14時間寝たり、はるちゃんの写真を1日500枚撮ったりしているのを見ると、ママの大変さはまだまだ伝わらないンだなあと思う。
はるちゃん、大変だったんだな。関節が外れやすいとはよく聞いたが、ママが力づくで抑えるわけはないので、外れやすいんだろうな。はるちゃんが自分の力で外れるような動きしたのかも。
ここ半年くらい、はるちゃんは滑りやすいプールサイドとかで、腕を掴んでいても、無理やり解こうとする。手首は外れると治りにくいと言われるので、つい手を離してしまうが、走って転けたりもするので、どっちにしても心配が絶えない。
まあ、でも、そういうもんか、と思えば腹も立たんし、疲れることもないかな。自分でコントロールできないことに対して、気を揉むのはストレスが溜まるだけで、何も解決しない、というのがセオリーだ。