ある日の夕方、晩ごはんの買い物に向かう途中、
二歳か三歳くらいの女の子に指を指され
『ヘンなのがくるよ~』
と言われてしまいました…
雨の中、片手でビニール傘をさしながら電動車椅子を走らせていたから、その子にしてみればかなりびっくりしたんだと思います。
思ったことがそのまま口に出てしまう小さな子どものこと、
別に私ををけなそうって気もないと思ったんで、
『ハーイ。僕はヘンなのじゃないよー』
と返してすれちがいました。
一緒に手を繋いでたお母さんが、
『そういうこと言わないの』
と叱ってくれましたが、私としては、車椅子みたいな不思議なものに乗った知らないオジサンにいきなり怒られるイヤな記憶を幼心に植え付けるより、笑わせて流す方を選んだつもりでした。
小さい子どもさんと接するときはいつも気を使います
もしかしたらその子にとっては私が障害者と関わる『最初の一人』かもしれないし、
私が不機嫌なしかめっ面をしていたら、細かい事情は忘れてしまっても、その時の私の顔と、恐かったという気持ちだけは、後々まで残ると思うのです。
同じ覚えてもらうなら、楽しい記憶の方がいい。
車椅子=怖い、という原体験だけは、できれば持ってほしくないものです。
どうして
『そんなこと言っちゃいけない』
のかというムズカシイ説明は後日のお母さんに任せることにしました。
もう少し他人の反応がわかる四歳五歳くらいの子だったら、子ども用に多少わかりやすく誇張したうえで、私が自分で叱ったかもしれないです。
本当はどうするべきだったのか、その後少し悩みました。
正解はたぶんないんだと思うけれど。
二歳か三歳くらいの女の子に指を指され
『ヘンなのがくるよ~』
と言われてしまいました…
雨の中、片手でビニール傘をさしながら電動車椅子を走らせていたから、その子にしてみればかなりびっくりしたんだと思います。
思ったことがそのまま口に出てしまう小さな子どものこと、
別に私ををけなそうって気もないと思ったんで、
『ハーイ。僕はヘンなのじゃないよー』
と返してすれちがいました。
一緒に手を繋いでたお母さんが、
『そういうこと言わないの』
と叱ってくれましたが、私としては、車椅子みたいな不思議なものに乗った知らないオジサンにいきなり怒られるイヤな記憶を幼心に植え付けるより、笑わせて流す方を選んだつもりでした。
小さい子どもさんと接するときはいつも気を使います
もしかしたらその子にとっては私が障害者と関わる『最初の一人』かもしれないし、
私が不機嫌なしかめっ面をしていたら、細かい事情は忘れてしまっても、その時の私の顔と、恐かったという気持ちだけは、後々まで残ると思うのです。
同じ覚えてもらうなら、楽しい記憶の方がいい。
車椅子=怖い、という原体験だけは、できれば持ってほしくないものです。
どうして
『そんなこと言っちゃいけない』
のかというムズカシイ説明は後日のお母さんに任せることにしました。
もう少し他人の反応がわかる四歳五歳くらいの子だったら、子ども用に多少わかりやすく誇張したうえで、私が自分で叱ったかもしれないです。
本当はどうするべきだったのか、その後少し悩みました。
正解はたぶんないんだと思うけれど。