tozen

思いつくままに書く普段の生活、非日常、その他何でもあり
電子関係の工作、修理など。アマチュア無線局JA6FYL

ONKYO CBX-Z20の修理

2013-12-27 22:06:18 | みちくさオーディオ
ONKYOのCD IPOD再生システムを修理することになった。
CDが、取り出せないということだった。
ドライブの故障かと思ったが、とにかく操作してみる。
再生は大丈夫だ。

こんな感じでいい雰囲気だ。
この装置は、バブル期のCDラジカセを彷彿とさせる。
ドデカホーンとかいっていたが、以前修理したことがある。
バランスのとれたいい音だ。

さて、CDが取り出せないということだった。EJECTを押して確かめると、何度か押すとCDは出てくる。
修理を前提に考える自分にとっては、こんなのは故障とはいえないと思った。

しかし、新品を買って使う人は、これは故障だと考える。これが普通だな。
しばらく考えた。故障じゃないといって返そうか・・・と。

修理してないと思われるのは癪なので、2から3日してからきちんと修理しようと決めた。


やはり、EJECT部の田区とスイッチだった。抵抗を測ってみる。OFFで無限大、ONで最小0.33Ωだ。しかしONでは最小値にならないことがあるようだ。手持ちのタクトスイッチと、取り付け部が異なるため清掃した。きっちり、ONで0.33Ωになった。
スイッチ基板をみて、スイッチの数に対してコネクタのピン数が少ない。
マトリクスをデジタルで組んでいるのかと思ったが、デジタル回路は見当たらなくスイッチに何種類かの抵抗が使ってある。
これってもしや、スイッチにより出力電圧を変えているのではないか。
アナログ的に段階がある種類の電圧をだして、入力部でAD変換しているのではないだろうか。

ONKYOえらい、工夫してる、すごい。

だいたいねじの数が多い。パネルのつくりも合わせが多くていねい、というか分解や組み立てはとても大変。

雪が降りそうな気候だが、中性洗剤で分解したケースを洗う。
寒いのに、もの好きなことだ。

写真には他の雑多なものが映り込んでいる。ジャンク一歩手前のものか・・  そうではない。
せまくて置き場がない状態の、修理待ちの機械類だ。

仮に組み上げて、動作試験をする。楽勝・・・・   ・・・・・・違う。
CDを読み込まなくなっている。

レンズの清掃を行ってみるが、変わらず。
がくっと気落ちしそうになるが、なんとか取り直し、冷静、落ち着いて。必ずできると自分に言い聞かせ休憩。

触り過ぎないように、いじりすぎないようにボーっとして基板を眺める。
なんと、ケミコンが異常に斜めになっている。よく見ると片方の電極がコンデンサのケースからもげかかっている。
とにかく、交換する。すると、正常に動作するようになった。


つでに、内部にゴム状のテープを張りデッドニングのまねごとをした。
ケースのプラスチックの響きが、少し減ったような・・・気のせいかな。
持主は気づくだろうか。

スピーカも、雰囲気がある。


作業時間、のべ8時間。予想外に長かった。
ONKYO製品は、まともに買ったのはPC用のDACだ。
音がいい、人に聴かせても同じ意見。

ミニコンポは2機種ほどいじった。けっこうこだわりがある。
良心的で、いいつくりだ。でも、ねじがやたら多い・・・ 気がする。

あとでわかったが、このバイクのようなCD再生機は5W程度の出力。
でも雰囲気がいい。音も見かけも、なかなかいい。
ONKYO すごい!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Booh)
2021-06-23 08:06:53
はじめまして。
ONKYO CBX-Z10を持っており、記事と同じようにejectしなくなりました。
ボタンを押しても反応せず。
修理をしたく考えているのですが、お願いする事はできますでしょうか。
また可能な場合は費用は度の程度になるな教えていただければ幸いです。
返信する
Unknown (Unknown)
2022-03-27 08:37:33
Booh さま

ご覧下さり、ありがとうございます。

返事が、たいへん遅くなり申し訳ありません。
趣味で、技量向上のためやっていることを書かせてもらっております。

貴重な機会に、すみませんが、十分な時間がとれそうにありませんので、辞退させていただきます。

今後とも、よろしくおねがいします。
                    
                    Tozen
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