追われたバルサが、トーヤという便利屋を頼って下町に入りますと、トーヤは前払いされたおカネで弁当を買って、義理の妹や皇子と四人で食べることになります。
この弁当が、
白米なんです。
タレのついた弁当。香ばしいにおいが立ちこめそうな、おいしそうな描写。
つくづく、和風ファンタジーです。お魚とご飯、昭和初期までの一般的な家庭料理でした。そこへまた、タレがかかってる。うまそう!
緊張のなかに、ほっと一息つけるシーンをこうして取り混ぜることで、たっぷり異国情緒をかもしだす。しかも世界観とマッチしているので、違和感もありません。
ごくたまにラノベで、唐突にクレープとかみたらし団子が中世西洋風異世界ファンタジーで出てくることがあります。
日本とつながっているという設定だった記憶がありますが、わたしの感覚がおかしいのか、違和感ハンパないんです。
中世西洋人の味覚は、クレープやみたらし団子を受け付けるのでしょうか!
世界が違うということを、トールキンの『指輪物語』のように深くつっこんで考えているところが、上橋菜穂子のファンタジーの優れたところでしょう。
料理は生活の基本です。
異世界ファンタジーでも生きた人間がいる、と実感できる。ところが、話はそこで終わりません。
この弁当が、
白米なんです。
タレのついた弁当。香ばしいにおいが立ちこめそうな、おいしそうな描写。
つくづく、和風ファンタジーです。お魚とご飯、昭和初期までの一般的な家庭料理でした。そこへまた、タレがかかってる。うまそう!
緊張のなかに、ほっと一息つけるシーンをこうして取り混ぜることで、たっぷり異国情緒をかもしだす。しかも世界観とマッチしているので、違和感もありません。
ごくたまにラノベで、唐突にクレープとかみたらし団子が中世西洋風異世界ファンタジーで出てくることがあります。
日本とつながっているという設定だった記憶がありますが、わたしの感覚がおかしいのか、違和感ハンパないんです。
中世西洋人の味覚は、クレープやみたらし団子を受け付けるのでしょうか!
世界が違うということを、トールキンの『指輪物語』のように深くつっこんで考えているところが、上橋菜穂子のファンタジーの優れたところでしょう。
料理は生活の基本です。
異世界ファンタジーでも生きた人間がいる、と実感できる。ところが、話はそこで終わりません。
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