バルサは、眠っている皇子に化物が取り憑いていることを皇子の異常から見て取り、自分たちが逃げるだけでは決して助からないことを悟ります。そこで呪術師のトロガイの助力を受けようとしますが、彼女はいまどこにいるか容として知れない。仕方なくバルサは、別な人間の助力を受けようとします。その人物に付いては、また別途お話しします。
今回の話では、バルサが戦地をギリギリ戦ってきた死の恐怖とは違った恐怖を味わい、青ざめるというエピソードが出てきます。
急流の川に飛び込む豪胆さを持っていながら、恐怖を感じるというところが人間的ですし、優秀な人間に特有の直感力があるのです。しかも、30代というオバサン年齢でありながら、適応力がはんぱない。報奨金をたっぷりもらったからって自力で何でもやっちゃうぞ、という冷静さを欠いた行動はしない。
根性でなんでも片付けてしまう人間もいますが、適切なシチュエーションで適切な助力を仰ぐのは、戦略的にも間違ってない。ムリをしない、というのは戦いにおいては必須の項目でしょう。夢みがちなファンタジーより現実的で、苦みも若干混じっていて、大人のテイストですね。(とはいえファンタジーには違いないんですが(汗))
何でも屋のきょうだいが帰ってきて、必要な物資を持ってきてくれます。バルサは巻き込むことと、要らない情報で怯えさせることを危惧して皇子の変化を打ち明けません。ひとりで抱え込むんです。
ということは、これから会おうとする人物は、そうとうな実力者だということになります。トロガイがアテにならなくても、その人物ならなんとかなるだろうという判断。
バルサの情報力・判断力が多岐にわたっていることが、このことでもうかがえます。ただの女用心棒ではないのです。いったい彼女の過去に、なにがあったのか。それはまた、別の機会に譲りましょう。
今回の話では、バルサが戦地をギリギリ戦ってきた死の恐怖とは違った恐怖を味わい、青ざめるというエピソードが出てきます。
急流の川に飛び込む豪胆さを持っていながら、恐怖を感じるというところが人間的ですし、優秀な人間に特有の直感力があるのです。しかも、30代というオバサン年齢でありながら、適応力がはんぱない。報奨金をたっぷりもらったからって自力で何でもやっちゃうぞ、という冷静さを欠いた行動はしない。
根性でなんでも片付けてしまう人間もいますが、適切なシチュエーションで適切な助力を仰ぐのは、戦略的にも間違ってない。ムリをしない、というのは戦いにおいては必須の項目でしょう。夢みがちなファンタジーより現実的で、苦みも若干混じっていて、大人のテイストですね。(とはいえファンタジーには違いないんですが(汗))
何でも屋のきょうだいが帰ってきて、必要な物資を持ってきてくれます。バルサは巻き込むことと、要らない情報で怯えさせることを危惧して皇子の変化を打ち明けません。ひとりで抱え込むんです。
ということは、これから会おうとする人物は、そうとうな実力者だということになります。トロガイがアテにならなくても、その人物ならなんとかなるだろうという判断。
バルサの情報力・判断力が多岐にわたっていることが、このことでもうかがえます。ただの女用心棒ではないのです。いったい彼女の過去に、なにがあったのか。それはまた、別の機会に譲りましょう。
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