あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

なつぞら #44 感想:今日の名セリフ

2019-05-21 09:05:43 | ドラマ(朝ドラ含む)
 今日の名セリフ。
 わたしに出来るでしょうか、となつが口走ると、マダムの曰く、

「不安を誰かになくしてもらうのはよくない。不安と戦わねば」

 人は不安なときには、だれかに打ち明けて自分の重荷を軽くしてもらいたいと思うものではないでしょうか。
 しかしそれは時として、甘えに通じるものがあるようです。少なくとも川村屋の歴史では、マダムは不安と戦い、これに勝利した経験があるようです。

 そう、祖母がインド独立運動と関わったという歴史です。

 ジャンヌ・ダルクのようなところのあったマダムのおばあちゃん。勇猛果敢なところがあったでしょう。マダムにも、その血が流れています。お兄さんがおカネを借りたままでドロンしちゃったのに、妹を責めずに職場を用意するなんて、普通の人ではありませんよね。

 その時だって、きっとマダムは、おカネが返ってくるか、あるいはお兄さんを信じてよかったのか、不安だったはずですが、自分と戦って平然としていた。

 人質に取ると息巻いたこともありましたが、誤解が解ければスッキリしてる。性格は強いがサッパリしているようです。
 不安というものに対するマダムの態度を見ていると、苦労して店の主になり、それを経営しているオーナーとしての誇りと矜恃を見るようです。

なつぞら #43 感想 決意したなつ

2019-05-20 08:49:41 | ドラマ(朝ドラ含む)
今日のなつぞらも、なつがまぶしいお話でした。
 しつけがちゃんとされているので、おじいちゃんにも、「お世話になりました」とご挨拶ができるんです。柴田家は、しっかりしています。

 泰樹さんは、大黒柱のように柴田家を支えている。気まぐれで皮肉屋っぽ夕見子に対して家族がどう扱うか考えあぐねたときにも、水戸黄門の印籠のように使われてしまったり(笑)

 そんな泰樹さんとなつの、心の交流が垣間見えるシーンが今回もあって、ちょっと泣けてしまいました。

 明美ちゃんとなつとのやりとりも、しみじみとしてよかった。自分はなつのことを、幼かったときから本当の姉のように思ってたみたいなことを明美が言ってましたが、その言葉がなつにとって、どんなに慰めになったことでしょう。どんなに優しくされても、居所はここにない、と思っていたなつにとっては、柴田家は、やはり最後に頼るべき砦のようなものなのです。

 酪農をやってきたことは、決して無駄にはならない経験です。裏切りだと思っているなつには、自分を抑えたくないが酪農の経験が活かせるとも思えないという葛藤があるようですが、だいじょうぶ! 若い内はやりたいこと、なんでもやるべきです。

 情熱だけ抱きしめて、なつは東京へ行きます。さて、どんなコワイことが待っていることでしょうか。明日に続きます。
 

精霊の守り人 003の4 バルサのキャラクター設定

2019-05-19 12:30:00 | 守り人シリーズ
ここでトーヤが皇子に、自分がバルサに命を救われたという話を始めます。
 バルサは、自分が用心棒として腕が立つことを宣伝したかったから、お礼は要らなかったんだと言うんですが、それなら薬までくれるはずがないって言うのです。

 バルサが、照れて顔を赤らめる表情が目に浮かぶようです。

 テレビドラマで見たときは、バルサが綾瀬はるかだったこと以外は、さほど興味はありませんでした(同郷のよしみで実写版をみたのです)。ドラマでは、どうしても少し軽くなりがちなのですが、雰囲気は想像していたよりずっと重厚で、大河ファンタジーと銘打つだけのことはありました。

(風呂のシーンはなかったけれど、皇子を救うシーンはバッチリでしたからね)。

 トーヤのシーンは『戦争直後の浮浪児』の生きざまを見るようで、胸が痛くなる気もしましたが、弁当のシーンにはタレがかかってなかった記憶があります。(うろ覚えですので堪忍ね(汗))

 命の恩人だ、とトーヤが慕うシーンがあることで、殺伐とした戦闘ばかりやってるバルサの心根が、ほんとうは優しいことがうかがえます。

 しかも意外と照れ屋なのですね(笑)

 用心棒みたいな仕事をしていると、どうしても自分以外の人間は、カネ勘定で見てしまう傾向はあるでしょうが、バルサのキャラクター設定は単調ではありません。

 二ノ妃の申し出を一旦拒否してみたり、作戦を練ってもトーヤには打ち明けなかったり、影の部分を描きながらも、そんな光があることを見せてくれるバルサ。
 ますます、魅力的な人物像だと言えるでしょう。
そんな彼女に、帝と化物の魔の手が迫ってくるのです。

500字程度 ハッピーエンドの話あれこれ

2019-05-19 11:05:45 | 日記
 わたしの好きなお話は、たいていハッピーエンドです。

 さまざまな障害を乗り越え、謎を解き、戦いの末に勝利をゲットする、
 『精霊の守り人』みたいな話も好きですし、

 冷静に観察し、推理し、犯人を追い詰めていく、
『シャーロック・ホームズ』みたいな話も好きです。

 オチがブラックなことのおおい、星新一のようなショートショートも好きですし、
 悲しいエンドですが、希望も持てる、
『時をかける少女』みたいな話も好きです。

 しかし、最近の小説は、あまり読んでません……。

 いちばん最近の本で有名な本といえば、『ハリー・ポッター』シリーズですが、
 ワンパターンなストーリー展開なので、少々、飽きてしまいました(ファンの人ごめんなさい)。
 ヴォルテモートは、ヒトラーがモデルなのでしょうか。
 血筋を重要に考える、というところが、古くて新しいお話です。

 そんなふうに、ラノベのようなどうでもいい話も含めて、いろんな本を読んでましたが、純文学は嫌いでした……(笑)

『走れメロス』は最後がハッピーエンドなのでわりと好きでしたが、途中で悩み、苦しむシーンにじれてしまいました。
『蜘蛛の糸』は、お釈迦様の気まぐれがイヤでした(汗)
 大量の本を読んだものの、ちっとも身になってないから、オリジナリティあふれる洞察ができないわたしなのです。
 

500字程度 2019/05/17のほぼ日新聞感想

2019-05-18 09:18:23 | 日記
 
 著作権法に触れないものを500字程度書きます。朝ドラのレジュメは、ここで書くのはやめました。
 今日は、「ほぼ日新聞」の感想です。2019/05/17の「今日のダーリン」でほぼ日新聞の作者、糸井重里が、「ひとりなんとか というのはいいものだ。失敗しても、ハズレを引いても、全部自分の責任になる。他の人を巻き込むことはない」
 みたいなことを書かれていました。

 主婦の身では、なかなか、独りでなにかをする、という贅沢には恵まれません。孤独は贅沢だと言ったデヴィ夫人や糸井重里がうらやましい。人間、ひとりでなにかをするということは、勇気が要る。

  人間というのは社会的生き物、一人では生きていけないはずなのです。失敗を自分だけのこととして納得しているとしても、どこかで誰かが迷惑しているかもしれません。とくに主婦ともなると、家族の面倒を見なければならず、どうしても他者を巻き込むことが多くなります。

 おひとりさまという贅沢は、主婦には許されないことかもしれない。
 たまには、ひとりになって思いっきりネット動画とか見たいです!
 喫茶店に入るのが普通なんて、とんでもない贅沢だわ……。う、うらやましい。