まだもう50歳”はと屋164”ブログ

冴えない剥けない(仮性)現在50歳貯金無し💦おっさんの日々を赤裸々に書き綴る令和の万葉集的な感じです

どちらにしようかな…?

2014年07月15日 | 日記

付き合ってと言われたら
どちらを選ぼうか迷い

店でもテレビでも何度も流れる
アノ曲が少しおもく感じてきました



汚れ仕事にまわされ
牧草の粉と汗が入り混じり
コンビニのレジで申し訳ないが




体中
カブトムシの臭いがする

はと屋です



後輩と2人
休憩時間自販機に行きました

そこは先輩
当然の事ながらお金を入れて



「すきなの飲まんね」


太っ腹な先輩みせる



はと屋です


「すいません!いただきます」


たかが130円
されど130円


喜びボタン押す後輩は


「飲んでもいいですか?」



一杯のジュースと言うより
1000円の売り上げ
数百円のバックマージンをせがむ

図々しいガールズバーの女より
可愛くもあります


私が総理になったら
氷が解けて2層になった
飲んでもいいですか
オレンジジュースを放置し

呼ばれちゃった的
テヘドヤ微笑で

他所のテーブルに行く事を禁じます


まぁそれは
時期総選挙に置いといて






「おっ!!二本出てきた」






後輩が選んだジュースが2本
取り出し口に詰まっているではないか



「ラッキー!!」

喜ぶ後輩

しかしソコは大人として
少しであるが
長く人生を歩んできた先輩として
喜ぶわけもいかない

取り出し口を確認した訳じゃ無いし
元々置いてあったんじゃないの?

誰かが置いたのかもしれないし
むやみやたら飲むのは危ないよ


後輩に言い聞かせた





「いや、冷たいっす」











マジか?((((;゜Д゜))






確かに冷たい



故障しているのか?
子供の頃夢に見た
ジュースの自動販売機が家に欲しい
お金を入れなくても
好きなジュースが出てくる
自動販売機だ…

誰もが夢に一度は思ったであろう

ただでは無いが
一本買えば一本無料で?







罪悪感と私欲の渦が
ドキドキという鼓動となり
私の中を駆け巡る





「えっ?いくんすか?」





後輩は意味無き3本目の購入に戸惑う








きみぃ…




3本じゃない














4本なんだよぉ…(-.-)y-~




ニヤリ


つまんだ小銭がとまらない
ゆっくりと投入口へと吸い込まれる

他選ぶべきか

同じ場所を狙い打つべきか…


例えばであるが…



幼馴染の対戦者のボクサーが
試合前日
ボールを追いかけ
道路に飛び出した子供をかばい
右のあばらを負傷した

皮肉にもその子供は
自分の妹である





彼はその苦痛さえ感じさせること無く
情に訴え私の手を鈍めてはいけないと
あえて私を侮辱しののしった

ゴングは鳴り第一ラウンド



「どうした?打ってこいよ俺がお前なら迷わずいかせてもらうぜ」



クリンチに持ち込み
立ち尽くす私を励まし震わすように
囁くアイツ



敵であるべきか
友であるべきか

男としてはどうあるべきか…

迫られる精神肉体の質疑応答







私は答える









迷わず右わき腹にボディーブロー


この時をまっていた的ボディーブロー


見えない所でボディーブロー


偶然装い肘打ち



卑怯?
恥知らず?







見て学ぶがいい後輩よ

これが会社というリングであり
社員という戦士だ





他のジュースをゲットなる
浅はかな欲をすてさり



多分故障であろう


同じジュースのボタンをチェスト!!




カツ…!!












あれ?




反応が無い


おぃおぃ…


おいおいおいおいおいおい!!!!!!(|| ゜Д゜)




ボタンポチポチポチ
側面パチパチパチパチパチ
つり銭レバーカチャカチャカチャカチャカチャ
つり銭口にズボズボズボズボズボ





カブトムシの臭いするおっさんが
夜の販売機に
ぶつかりたかるカナブンのように
這いずり回る







「あぁーもったいねぇー…」






囁く後輩





で、、電話、、、




いやマズイか…




カンカンカン!!!

販売機が無反応という
ゴングを鳴り響かせる




もう一度…



もう一度お金を入れれば
詰まった先ほどのお金も…




不屈というより
諦め悪いといおうか
あがきといおうか


高く眩しい天井が
歪んで目の当たりに広がる

卑怯に手を染めてまでも
傷を抱えた相手に倒されし
惨めな道化師





仰向けに倒れし私





結果
当たり前の払いであるが

損したような悔やみに包まれる


後輩の目にどう映ったのであろうか



器の小さな先輩
はと屋164でした…