まだもう50歳”はと屋164”ブログ

冴えない剥けない(仮性)現在50歳貯金無し💦おっさんの日々を赤裸々に書き綴る令和の万葉集的な感じです

馬に乗ってみませんか?乗馬クラブ クレイン福岡

2017年04月03日 | 日記
事の発端は数週間前の
イオン多目的ホールに始まった



置いてあった
大きい馬のオブジェに
惹きつけられ捕まった

乗馬クラブ
クレイン福岡の乗馬体験会のお誘い



普段、触れ馴染みのない
乗馬という高貴な趣味を

乗馬スクール料金
5千円免除の

1200円で体験できるというではないか

馬の用意が関係するらしく
日付と時間だけは
しっかりと決めなければならないが

(キャンセル変更は連絡すれば可能)

たまたま出くわした
いい機会である

不定休な職業柄、
予約というものがおっくうな私だが

変更も可能との事で

4月2日午前10時
乗馬予約を
お願いする事にした



そして乗馬前日、
本職の作業は夜中を超え
早朝を回る



集合時間まであと4時間チョイ

間違いなく疲れきった体を
馬に揺られている
自分を想像するが




市中引き回しの刑にしか思えない

キャンセルも考えたが

ネタになろうものなら
どんな小さなきっかけにも
駆け寄り首を突っ込んだ
そのハングリーさを失いつつある
最近の自分に
あえて鞭打った

予定である睡眠時間2時間を
プチオーバー
目覚ましが聞こえなかった

時の流れに何も意味無い
言い訳を心に

男は熱いシャワーを浴びて

(洗濯機稼動のため水圧弱し)



前日の雨が
嘘の様な晴天の中



時短のため
なくなく620円を払い
都市高速を上がる

貰っていた案内状を
走る車内で確認する

長袖、長ズボン、手袋
忘れ物は無いか


⁉︎



何故かしら必要な
ハンコを忘れてしまった

時は既に遅し
いまさらどうしよう





西戸崎に先輩がいたから借りよう

名前は
















宮本…



苗字違うか






終了






まぁしょうがない
とりあえず行くしかないだろう


場所は
福岡市東区西戸崎

志賀島手前である



西戸崎交差点という
数少ない信号機を
左斜めに流れ

西戸崎駅を越えた
二つ目の信号を左折すれば

こんな住宅街の中に
馬がいるのかと不思議な位の場所に


乗馬クラブ
クレインがそこにある



大富豪になり
愛人を囲うという
はとや営業目標を
達成する事ができず
3月という
しょっぱい決算を結果する

そして4月という
再スタートを迎え




理不尽に愛しくも切ない
不倫生活を送る



ラッキーパンチ要素満載の
スローガンを胸に



2017年























乗馬クラブ、クレイン福岡にて
今はじまろうとしている!!





乗馬という高貴な趣味に

居ないハズ無い

令嬢、貴婦人、

暴れる馬の背中にしがみつき
助けを求める

観衆が呆然とする中
危険をかえりみず

飛び込み助ける
はとやCEO164

豊かで何一つ不満が無い
はずではあるが
何か
物足りないという
彼女らの平穏な日々に


あぁ欲していたものは
これなんだ


気がつく頃に既遅し


とまれない
とまりたくない









恋のダービー




駐車場に車を停めると
柵の向うに馬が一頭

勇ましい足音をたて
駆け回っている

長くつながれた綱の先に
長い髪を束ね
凛とした表情で馬に声かける
美人な調教師



あぁ

そうきましたか♬




高まりはじけそうな
期待まじりの緊張感



身分丈少し

いや

2、3段高い敷居を跨ぐと



フロント受付向こうには
テーブルと場内を見渡せるカウンター席



テーブルにて
人当たりのいい担当のお兄さん
(Tさん)が
これからの流れを説明してくれる



これからの流れに
少し躊躇う自己申告



今流行りの略奪愛をプリーズ❤︎



日曜早朝
少ないかと思われたが
結構の賑わい

規模は思った以上に大きく立派である

分け仕切られた場所で
歩く馬、早足の馬、駆ける馬

数多くのお客さんが
乗馬を楽しんでいる


気のせいか


いや


間違っていない


馬に跨り歩き回る
騎手のほとんどが女性である

聞けば大人から子供まではもちろん
30代~40代の女性が
趣味、多忙なる毎日な癒しの一環として

乗馬をやっている人が多いとの事

確かに同世代の男は
ギャンブルか車バイクにはしる
競馬は好きだが乗馬ではない

しかも会員は
友人とくるよりは
一人で来て

乗馬中話すことは無いが
乗る前
乗り終えた後のひと時に
知り合い友達になる事が多いらしい


おぃおぃ
これは出会いの巣屈を
発見してしまったのかもしれない

へーそうなんですね

聞いたものの
そういう目的では
ないんですけどね

紳士に微笑み返すも

口にするほうじ茶が
緩んだ口角を滴りこぼれる


歩き回るホース達

競走馬として目指し生まれ
引退やチャンスをいかせず
競走馬としての障害を終えた
80頭いるここの馬の生い立ちや

(オスはすべて虚勢済み)

まぁ
去勢せずとその機能を
モテずいかせきれてない

ここにいる
おっさんも去勢されたもどうぜんだが…



じゃぁ
乗馬の準備をしてきます
少々お待ちください




置かれた一冊


それっぽく開くも


あまり意味がわからない…






あれ?






室内の片隅にあれが!?






まさかの乗馬体験!?





格安の秘密はここにあったのか?




よぎる不安をよそに


ヘルメット
ベスト
ブーツを借りる場所に
案内される



靴のサイズは?









24.…






25で




何故か0.5センチ大きく
見栄張る自分が居る


履いたブーツは


ちょっとタイトで
丁度いいような窮屈のような感じ

もう1サイズあげようかな


「イギリスの人の足より日本人の足は横広なんですよ」

担当の説明にワンサイズあげる事を決めたその時






「それほんまなん?」




背中合わせ
靴を履き替えていた30~40の女性が
話にくわわってきた


ひょんな事から出会い
きたぁぁぁぁぁぁぁ~



これは通えばアルな





(ウデとハンサム具合、要審査)


ヘルメット
エアバック入りのベスト
ブーツ
持参の手袋

身にまとった気品溢れる
その姿は






























まるで
チャールズ皇太子

(non.ATMの回収警備)



それではここでお待ちください
担当のお兄さんが
無線で乗馬の手配をする
「準備お願いしますジェントルマン何とかかんとか…」


少し気取ったその口調は
ラウンジでテーブル&ホステスを手配する
ボーイそのものだ

しかし

かすかに聞こえた
ジェントルマンって…

やめてくださいよ
ただのイチ港湾作業員ですから(照)

ほめられたのか?
少し気分がよくなってしまう


いよいよ乗馬体験か

まさかコレで



アレに連れていかれるっていうのも

それはそれでオイシイものだが…



乗馬は一人に一頭
そしてサポートする調教師





調教師!?







繰り返される愛の出逢い
シーズン1
調教師と初心者ジョッキー


いよいよ開幕か



どきどきワクワクの
その背中に
近寄ってくる人の気配












「さぁ行きましょうか小林さん」





小林さんから



ひろしさん



そして

ひーくんへ



余所余所しくも
初々しい

恋の醍醐味三段階


それも悪くないだろう


「はいお願いします」



振り向けば
















担当のTさん






お前かい!!!!




残念な気持ちと緊張にプチ放心

すれ違う馬の大きさに感動を覚える

場内は思っていた程
馬糞臭さは無い

わいわいガヤガヤでは無く
馬の吐息と足音
インストラクターの声が聞こえる位だ

凛々しい白馬の前にやってきた



おぉぉぉ
憧れの白馬に乗れろうとは


写メりたいがポケットの中身は
全てサイドの籠の中に…残念










「じゃあこちらが今日乗りますジェントルマン(♂25歳)です」






おまえかい!!(恥)







自ら手綱を引き
練習場に向かう
大きな生き物を連れ率いる
その所有感が半端ない

たまに
横ならぶ大きな顔が
こちらに興味なくそっけなくも
生命感満ち溢れるのをオーラと感じる

まるで電車の隣席に
知らないお姉さんが座ってきたような
心地よい緊張感が体をくすぐるアレだ

いよいよ乗馬だ
映画のようにカッコよく
飛び乗りたいが
なんせ座面が170cmを超える
高さとあって
足の届かないバイクとはわけが違う

踏み台を使い
それでもコツを教えてもらいながら
鞍に跨った




おぉぉぉぉ


白馬に跨る自分
写メとは言わない
姿見でもあれば…




このまま
中学時代フラれた女の元へ
迎えに行ってみたいものだ

おへそを気持ち突き出し
肩をはる
手綱はたるまない程度に引き持ち
腿と膝で馬から離れないほどに
ニーグリップ


つま先を外にかかとで
おなかの側面を


ぎゅ…


っと


ゆっくり挟む


すると馬はゆっくり歩き出す





おぉぉぉ



よじれ動く
馬の背骨と筋肉
若干暖かい体の体温を
鞍越しに感じる不思議な感覚

これは乗ってみないと
わからないものだ

歩いている途中
かかとで挟むことを繰り返せば
馬はスピードを増す合図らしい

手綱を右に開き少し引っ張れば
馬は右に曲がり
左に開けば左に曲がる

そして手綱をゆっくり引き寄せれば
馬は静かに止まる

これが基本操作という
シンプルなものだ

あなたという一人の人間に
一匹一匹に個性がある馬の組み合わせ

そのフィーリングは千差万別

ただ乗り飽きるということは無いだろう



それでは少しスピードを上げてみましょう


少し早足になった馬の背中で
首の据わっていない
赤ちゃんのようにグニャグニャと
崩れゆれるジェントルマン(勘違い)


競馬ジョッキーの凄さを思い知る


ただ感じたのは

生き物の背中にのり
なおかつ手綱で命令するそれ自身

なんかこう



ごめんね的に申し訳なく


しゃべる訳でもない馬の気無垢さが


おこってるんかな?

おこるかな?


勝手に気まずさを感じる(笑)


乗らなくていい
手綱をひっぱり散歩するのが
私はめちゃくちゃ好きなようだ


体験終わり
納屋にジェントルマン(本物)を収め終了





少し寂しい(半泣き)




そしてロビーに戻る


ありがとうございました

そう終わるわけも無い

立派な施設とたくさんの馬
もちろん維持費というものがかかるもので
当然会員勧誘というものがある

その会費は
決して安くは無いが
手の届かないものではない

様々な趣味あれど
この感覚は乗馬にしかない
独特のものである
一度でもいい
絶対に体験してほしいものだ

昔、乗馬した事のある人が
言っていたらしい事を
聞いたことがあったのを思い出した


「馬に乗ったら価値観が変わる」と









私から言わせて貰おう










それは帽子をかぶりベストを着て
気取った自分が
少し金持ちな気分になった勘違いだと




現に私がそうなった












しかし入会見積書を見て
現実に引き戻される


どうですか?


い、、いやぁ、いいですけど


金額的に…



先ほどの豪快さはなくなる
はとやCEO164


その横で
二人の子供を入会させるお母さん


出来ることなら
その子供に生まれてきたかった



さすがにそれは無理として













せめて授乳体験だけでも…










おまえら子供たち
その境遇を当たり前と思うな
感謝しろよ




無言涙目
説教する負け組みおっさん一人

丁重にお断り

日差し眩しいテラスで乗馬を眺める



そこに居たのは
ジョッキーではない

牧場の経営不振に
泣く泣く馬を手放した
疲れた馬主



(寝不足)

馬の跳躍にあわせ揺れる
女騎手の小ぶりなオパイ




もっとこう


激しくユサユサと



馬にだけ聞こえないか
「ハイヤ!ハイヤ!」


遠隔操作を試み


小さく囁いてみる






それはまるで
会員でもなく乗馬せず
女性会員に近寄っていっては
迷惑がられつつ
通いつめる近所の出逢い厨なおっさん

入会は出来なかったものの
乗馬を通じ

馬という生命体に

触れること自体をお勧めしたい


ハトヤCEO164でした‼︎


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