ラジオで本日2008年、3月26日深夜1時半過ぎから2時位にかけて流れていたので、途中から拝聴しました。
三笑亭 可楽って人の噺を聞くのは、初めてかもしれませんでした。
富札を買う手前から聞いたが、語り口にはあまり引き込まれる印象が無かった。
少しぎこちなく、まどろっこしい説明に追われている様な印象すら今となれば持ってしまう。
逆にパァーっと噺に華開いていくのが、
「1000両が当たったら、どう使おうか」
と思案している様。
これはとても上手く、ここいらから聴衆の心はぐっと引き付けて離さない。
相撲の取り組みで言えば、ここで完全に“両廻し”を取った形だ。
隠した富札を運び出されたと聞いた後の展開も、自然だ。
これは土俵際で、すっと寄り切るかの様に鮮やかである。
相撲に例えれば、立会いのぎこちなさは拭えないが“両廻し”を取ってからが見物である。
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