M資金（ネタバレあり）

ビッグラーフの再発ガンに無関心の夫が、「映画に行こう」と誘って来た。
夫はちょうど、「人類資金」を読書中であり、
その作品が映画化されたという情報をどこかから見つけて来ての提案だ。
こちらの体調には全然関係なく、自分が映画を見たいので誘ってきたのだ。

体調も挽回して来たし、OKすることにした。
シネマで１５：３０すぎからの上映があり、
仕事を早めに切り上げて、現地で待ち合わせすることに。
ビッグラーフは仕事先からシネマに向った。


予備知識も情報もないままの鑑賞であったが
けっこう楽しむことができた。

シリアスな内容でもあったので、
佐藤浩市や森山未來、豊川さん、オダギリジョーさまなどの
豪華キャストはラッキーで見応えがあったが
香取慎吾さんとみずきありささん（斎藤さん）はTVで拝見することが多くて
この映画にはあまり相応しくなかったような気がした。

タイ、ロシア（ハバロフスク）、ニューヨークなどの風景は楽しめたし
国連の外部風景や議場の様子を見ることも出来て良かった。
森山未來さんの熱演ときれいな英語のスピーチと
そのメッセージがたいへん好印象だった。

ストーリー的には、ビッグラーフの興味のある内容ではあったが
太平洋戦争終戦、戦後の裏経済、M資金の構図、リーマンショックや
さらには３．１１震災や、国際テロにも話が及んだ割りには
厚みがなくて、薄っぺらな感じが否めなかった。
最後のクライマックスに近い辺りで
それまで一言も英語を話さなかった佐藤浩市（まふね）が英語を話したら

米国M資金裏組織側ボス　「英語が話せるのか？！」
佐藤　　「留学してたからな」
ボス　　「どこに？」
佐藤　　「駅前」

という下りがあり、ビッグラーフは
「えー！この緊張感溢れるシチュエーションで、駅前ですか～！」と
ずっこけそうに吹いてしまった。


２時間以上で、後半、左足膝関節に痛みが生じた。
ブランケットを持参して、映画館のブランケットも１枚ゲットしていたので
最後列のビッグラーフは、毛布にくるまって温かくして、
足を横の席に伸ばしたりして鑑賞した。
お行儀悪くてすみません。
ご観覧のお客様は１０人でした。　
ちゃんと数えたので間違いありませ～ん。




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