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Addicted To You (Re-Recording) レビュー

2024-04-13 02:25:54 | ミュージック

今回から少し長きに渡り、宇多田ヒカルさんの新しいアルバム、

「SCIENCE FICTION」の曲のレビューを書いていきます。

どうして、書く気になったかというと、このアルバムの完成度が異常に高いからです。

 

聴いた方も多いかと思われますが、このアルバムは単なるベストアルバムではないと気づく、認識違いの方が多いと察します。

つまりベストとは違い、ある種の意図を持ち、これはベストと銘打ちながら実はニューアルバムの体(てい)をしているのです。

だから曲は単に聴き流せるような代物ではない、よってレビューする価値は十分あるのです。

 

今日は1曲目、Addicted To You (Re-Recording)です。

 

さて、このAddicted〜は、1stアルバムの「First Love」の直後に、シングルリリースされたものです。

当時はある一定期間の後に新曲、というなにか決まったリリースルーティンみたいなものがあり、宇多田さんの魅力にとりつかれたファンはその新曲を待ち焦がれて、当時はAmazonを知らない僕はレコード店、(おそらくその当時はまだCDショップという呼び名はふさわしくない?)に、息を切らして、発売日に飛んでいきました。

それがAddicted〜、だったわけで、それから20数年後こうして今新たに、再レコーディングされたナンバーを聴いているわけです。

 

このRe-Recrdingはやはり技術的に何倍もの進化を遂げた、さまざまなテクノロジーを駆使していると思われます。

最初のハーブの音は打ち込みです。

要はプログラミングです。

宇多田さんとクックという方のProduceです。

Mixも海外の方が担当されています。

美しいハーブの音から始まり、ヴォーカルが前面に押し出された感が強い。

最初にリリースされた同曲はどちらかというとリズム、ドラムスが中心の感が強いものでした。

最新はヴォーカルメインです。

宇多田さんの成長した歌声はとても魅力的に響きます。

複雑なMixをしているはずですが曲自体はとても聴きやすく、聴く側にやさしくその実(じつ)をなしている気がします。

このタイトルは中毒感なのです。

君が、私には中毒、いわゆるハマるということ。

アルコール依存より、今話題の賭博中毒の方がより意味合いはピッタリしているのではないかと思います。

さてみなさんはなんの中毒なんでしょう?

この曲を聴きながら考えてみては?





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