横目に見ながら車で通り過ぎることばかりで、実際にススキの原っぱに分け入ったのは初めてである。鶴岡八幡宮の流鏑馬、権五郎神社の面掛け行列など、今年は「初体験」ばかりである。
分け入ったと言っても山の斜面に群生しているススキの中の、石ころだらけの一本道を行って戻ってくるだけ。
春になって山に綺麗に咲いているヤマザクラを見つけ、山に分け入って木の下に近寄っても、他の木の枝や葉に紛れてしまい、しかも下から見上げるばかりではちっとも美しく感じられない事が多い。
ヤマザクラに限って言えば、山肌に点在する花の塊を遠くから眺めるのが一番よい鑑賞の仕方だと思う。
世の中には対象に近寄り、場合によってはその真っ只中に飛び込んで、しっかり見て感じて来なければ理解できないようなものも、確かにある。
異文化や異なる民族を理解しようとする時などは、離れて眺めているだけでは限界があろうと言うものだ。
話がオーバーになってしまった。
ススキの場合、中に入り込んでしまっては風流さも風雅さも感じない、と言うのが実感。ただ、ススキの根元にもさまざまな花が咲いているのを実際に見た。これは、中に分け入った成果である。
風にそよぐススキの群生は離れて眺めるのが良いようだ。
隣の湿生花園にも立ち寄った。湿原はさすがに花も終わりに近づいていて、木々に実がついていたり、草花の場合は種を飛び散らした後の残骸が茎に残っているのが、風流と言えば風流である。
紅葉には少し早かったが、高原は冬支度にまっしぐら、と言ったところ。しかし植物の世界とは別に、当方はTシャツ一枚で十分な1日でありました。
台風19号はどうなるんだろう...
以上、すすき草原
以上、湿生花園
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