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平方録

雨雨降れ降れ もっと降れ

また雨だ。
ここのところ南関東では月曜日と言うと雨が降る。
先週の雨は特にひどかった。気温が低い上に横殴りに降りつけるものだから、通学の小学生たちはずぶぬれになって、さぞかし冷たい思いをしたことだろう。
教室という教室からクシャミの大合唱が学校中にこだまして、担任の先生は児童が風邪をひかないようにケアすることで大わらわだったと思う。
それにしてもボクらのころはダルマストーブに石炭をくべていたが、今はどうなっているんだろう。
濡れた衣服は首尾よく乾かせたんだろうか。
宮沢賢治を口ずさむどころの話ではなかったことは想像に難くない。
この月曜日の雨は、何と10月から9週連続しているという。

結局、アベなんちゃらは疑惑に何一つ答えず、説明責任を何ら果たさないまま臨時国会を閉じてしまった。
心の内では「シメシメ、逃げ切ったぞ。サクラなんてとっくに散っちゃってるんだ、バカめ」とほくそ笑んでいるに違いない。
挙句に閉会直後の記者会見では解散総選挙までちらつかせて野党をけん制する傲慢ぶりをさらした。
国民に対して誠意のかけらさえ見せない不誠実極まりない立ち居振る舞いというしかない。

それにしても…と思う。
アベなんちゃらが苦境に陥りかけると、どうして日本海を挟んだ半島の坊やがいたずらを始めるのか。
ここのところ、また危ない花火の打ち上げをしているなぁと思っていたら、クリスマスプレゼントを用意していると言い始めた。
プレゼントなら困窮する国民に用意すればいいものを、恋い焦がれるアメリカの45代への贈り物らしい。
2、3日前に飛び道具の新型エンジンの燃焼試験に成功したと自慢している。
その新型エンジンを見せびらかす打ち上げショーでもやるつもりなのかもしれない。

坊やが悪戯するたびに、アベなんちゃらは「許せなぁ~ぃ。国連決議違反だぁ~」とテレビカメラに向かって遠吠えさえすれば、おかしなことだとつくづく思うのだが、支持率が上がる怪現象を何度も見せられてきた。
まるで助け船じゃないのさ。
いくら偶然だといったって、また似たようなシティエ―ションが出来かけているのかいと思う。
もう何匹のドジョウを捕まえたって言うんだ。柳の下のドジョウは1匹ってのが相場じゃなかったっけ。

それにしてもだ。
野党が今、しきりと縄をなおうとしている。
悲しいかな、まだ捕まえたわけではないが、捕まえる気にはなった。でも縄が無い。縄をなって用意しておかなければいけないのだが、まだその前の段階で「どういう縄がいいだろう」なんぞと、モタモタ話し合っている。
一歩譲って話し合いのテーブルについているだけでも前進は前進なんだろうが、それにしたって太くて丈夫な縄をなってみろってんだ。
アベなんちゃらの自民党だって、今はアベ独裁が怖いからひれ伏しているように見えるけど、もとはと言えば超右から左寄りまで様々な考え方を持つ連中の塊なのだ。
ゆるく固まっておいて、いざという時には結束すればいいのさ。
オレのメンツはどうしてくれるんだ、などと器の小さいことを大きな声で叫ぶからまとまるものもまとまらない。
小異を捨てて大同につく――っていう格好の言葉があるじゃないか。
大事なのはアンタたち選良さんのメンツじゃなくて国民、有権者の暮らしだろう。しっかりしてくれ! 「選良」らしく。

冷たい雨ばかり降るから、心の中も冷えてくる。
書き殴る文字の羅列も支離滅裂じゃないか。ヤレヤレな気分だ。




湘南・鵠沼海岸のビーチバレーボール場で
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