見出し写真を見て花の名前がすぐ浮かぶ人がいたら、相当なもの。
ボクは初めて見た。
といっても、鉢植えのこの植物は数年前からわが家にあったらしい。
妻が買ってきたもので、ボクはろくすっぽ気にも留めなかったし、花の咲く植物だなんて思ってもいなかった。
それがつい最近、小さくて黄色い花が咲いているのを妻が見つけ、興奮気味にボクに知らせたのだ。
鉢に添えられていた植物名を書いた立て札は寄る年波 ? ですっかり色あせていたが、それでも何とか判読したところによれば「コルキア・コトネアスター」という名前らしい。
花の直径は7~8mmといったところで、とても小さい。
株はと言えば、曲がりくねった枝がグチャグチャに絡み合っていて、株元に近づくことさえ難しい塩梅。
よほど生育環境の悪い所に適応しなければならなかったかがしのばれるような、伸び伸びと枝葉を伸ばす植物がほとんどの身の回りとは大違い。
ネットで調べたら、ニューランド原産で「新しいカラーリーフとして注目を集める植物」で「細い茎は曲がりくねり、葉とともに灰色を帯び、おしゃれな姿」なんだそうな。
ま、価値観は様々で、蓼食う虫も何とやらだから…
耐寒性があって2mほどまで育つが、せん定次第では小鉢仕立てや寄せ植えにも向くというが、そもそも花を楽しむものではないのは確かなようである。
世の中には知らない植物がたくさんあるが、これもその一つ。
でも、この鮮やかな黄色は小さいながらよく目立つし、咲いている姿をしみじみ眺めてみればなかなか可憐でかわいい。
そんなわけで、思わぬ新発見だった。
緊急事態宣言下で外出自粛を求められているせいもあって、庭やベランダの植物の世話に費やす時間が増えている。
とても見つけづらいバラの天敵・クロケシツブチョッキリ、別名バラゾウムシはお陰で3匹も逮捕し、しかるべき天誅を加えた。
それでも次々と首をうなだれ、しおれる花芽をこれ以上見るにしのびず、柔らかな花芽の部分に限って予防薬を散布した。
お陰で、それ以降の被害は出ていない。このままの状態で花芽が増えて行ってくれればうれしいのだが…
それにつけてもアイツの予防薬があればなぁ。
これがコルキア・コトネアスター
極小の花がこんなに…ツボミはもっとたくさんついているから、さらに咲くと案外見ものになりそう ♪
以下はアネモネの〝人相書〟
これはチューリップ
こっちも