自民290、公明35。かたや民主73、維新41、共産21。
与党325、野党150。
衆院選の与野党の比率は解散前と変わらない。
言論の自由はもちろん個人の基本的な権利さえ奪われかねない特定秘密保護法がさしたる議論もなく制定されてしまったり、憲法9条がないがしろにされるような集団的自衛権の行使容認を何と閣議決定だけで決めしまい、さらに、国民大多数の意思とは逆に原発の再稼働に突き進むような政権がどうして圧倒的な多数で支持されちゃうんだろうか、不思議でならない。
なんとかミクスなんて経済政策は失敗しちゃってるのに、何でわからないのかねえ。金融政策、財政政策と並んで、あの経済政策で肝心なのは「第3の矢」と位置付けている成長戦略だが、何の手も打たれたいない。失敗しちゃっているのに、それに気づかず、気づいていてもかすかな期待を抱いているのか、続投を認めるんだから、人が良すぎるというか、何も考えていないというべきか、わが同胞は。
こうして自分の頭で考えない、考えられない盲目的な国民は一体どこに連れて行かれるのか。どこに連れて行かれても文句は言えないだろうな。おかしなことが続いているのに容認しちゃってるんだから。そして今回の選挙結果だ。
しかし、有権者だけが悪いのではない。
2年間、国会で与党の好き勝手を許してきた野党が選挙戦でもほとんど抵抗できなかったのも事実。対立軸も経済政策の対案も示せないんだから、大方の有権者は与党に首を傾げていても、投票する先がなかったんだと思う。共産党が改選前の倍に議席を増やしたのは、他の野党にも期待を寄せきれない人たちが大勢いた証だろう。そして共産党にも入れたくない有権者が投票に行かなかった気持ちもわかる。
主犯・自民。共犯・公明と他の野党。この場合、主犯は確信犯だからしょうがないが、共犯者どもは有権者の期待を裏切って自民のやりたい放題にさせたという意味で、有権者を欺いて強力な手助けした罪は深く重い。
自民党は野党第一党と党首を表彰したらいい。
水に落ちた犬に石を投げるのは趣味ではないので、これ以上は書かないが、大罪である。
ま、孫や子のために、目を見開いて世の中の動きをしっかり見て行こう。小さな声でも上げ続けていくしかあるまい。やれやれ…
寝ちゃう気も死んでしまう気もありませんぜ。
投票の帰り道、小さな祠の脇にイチョウの落ち葉が降り積もっていた
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