ここは鬼怒川河川敷にある広大な公園。公園といっても河川敷の中だから大規模な構築物は作れない。アスレチックコースや自転車コース、数か所の広大な芝生広場、ボート池があるくらい。
それに花畑もあって、数万本はあるかというコスモスが盛りを待っていた。
敷地内のせせらぎでは子どもが網を持って水の中に入り、小魚やザリガニなどをとろうと夢中になっている。
小学生くらいまでの子のいる家族にはお金もかからず、自然の中で日がな一日遊べる良いところだ。
姫の家に出かけて遊ぶたびに痛感するのだが、子ども向けの安全で楽しい遊具が置いてある、広くて自然豊かな公園がいたるところにある。宇都宮の中心部にもあるのだから感心する。街の真ん中に競輪場がある功徳なのか。
我が家の周辺を考えると、身近には思いつかないし、車で2、30分走ったって、思いつくのは茅ヶ崎の里山公園くらい。
八景島シーパラダイスや新江ノ島水族館なども考えようによっては楽しい施設だが、何せ入場料はバカにならない。
休みのたびに行けるようなところではないのである。
子どもに対する考え方の彼我の違いはどこから来るのだろう。
ま、鎌倉湘南地域には海があるではないか、という指摘があるかもしれない。
しかし、日がな一日安全に遊ぶには工夫がいるし、人口を考えれば砂浜の広さだって、はたして十分なんだろうか。
姫は幼児用の自転車遊びで変わり自転車に乗って大ハッスル。次から次に違った自転車にまたがって歓声を上げる。
「今度はじいじもばあばもママも一緒に乗るやつやりた~い」
一周15分かかるコースを4人でペダルをこぐ。コスモス畑を縫って走る。広い芝生が広がり、よく晴れた空から吹いてくる風が心地よい。
ペダルを踏む力は結構ある。幼児を馬鹿にしてはいけない。「左の前エンジン頑張れ!」と励ますと、一人でも自転車は動く。たいしたものである。問題はスタミナ。これはしょうがない。
足踏み式のボートにも乗る。自転車同様ペダルをこぎたがる。足が届かないのでじいじの膝の上に乗ってこぐ。疲れるとハンドル係に。「ハンドル係のほうが楽チンだね」
姫のお気に入りの回転すしで夕食の後、湘南新宿ラインでトコトコ帰ってきた。
宇都宮駅まで送ってもらう車中では一言もしゃべらない。街灯の光に浮かぶ顔をそっとのぞいたらべそをかいていた。
安全なコースを変わり自転車で走り回る
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