昨日はまったく失望させられた。
どういうことか…
1週間ぶりに雨が止み、代わりに夜明け前の空からはたくさんの星が降ってきていたのだ。
これで太陽が顔をのぞかせれば植物は光合成を活発化させることができるし、短い夏に命をつなごうとしていたセミなど夏の昆虫たちも何とかなるのではないか。
そういう期待が膨らんだのだ。
もちろんニンゲンだって、太陽がチラッとでも顔をのぞかせない日々の連続にはうんざりさせられていた。
久しぶりのパトロールに出られるっ ♪
朝ごはんをしっかり食べてから出掛けよう、その前に富士山が見えているかちょっと覗いてこよう。
そう思って、車で海辺を走るとひと月ぶりくらいにくっきりとすそ野の先まで見渡せる富士山の秀麗な姿が快晴の空に浮かんでいる。
驚いたことに、そのてっぺんには白いベレー帽をかぶったように真っ白の雪が積もっている。
初冠雪!
まさか9月の初旬に冠雪の富士山を眺められるとは ♪
それが…
朝食の最中から時々雲が出て、陽の光を遮る。
食べ終えて新聞に目を通していると、すっかり曇ってきてしまった。
そりゃないだろう、と言う気分で周囲の空を見回すとどこの方角も雲で覆われてしまっている。
なんだよ、天気予報だって夜まで晴れマークのオンパレードだったぜ、どういうことだ ?
それでも時間が経てば雲は消えるだろうと思って、冷たい北風が強く吹く中をパトロールに出たのだ。
でも状況はほとんど変わらなかった。
雲りっ放し。極たまに弱弱しい陽がチラッと漏れるだけ…
太陽の光を浴びての充電は出来ないし、空気は肌寒いまゝ…
とんだぬか喜びだった。
あんまりだよ。
午前6時5分 江ノ島に渡る弁天橋の上から初冠雪の富士山が
この光景が2~3時間後には雲で覆われてしまうとは…
江ノ島の展望灯台も抜けるような秋空もとで朝の光をたっぷり浴びていたのだが…
午前10時40分過ぎ ごらんの通り寒々とした光景に代わってしまっていた 画面正面に初冠雪の富士山が見えていたのに…
茅ケ崎の柳島海岸も寒々しい光景だ
雲の切れ目があるので、なんとか薄っすらとでも見えないかと目を凝らしたがムリだった
午前11時半 相模川左岸河口到着 上空に切れ間がのぞくものの、西の彼方を覆う雲は依然厚いままだ
午後1時少し前の江ノ島防波堤灯台 この青空もほどなくして雲に覆われてしまった(見出し写真もこの場所から撮影)