ガスストーブを引っ張り出して点火した。
例年だとストーブを使うのは12月に入ってからだが、今年はまるで夏の延長のような気温の高い日が10月いっぱい続き、11月に入ってようやく秋らしい気温の日が続くようになった。
お陰で真夏に毛の生えたような極々薄着で過ごせていたものが、フリースや長ズボンが無ければ過ごせないようになり、特に夜明け前のシ~ンと静まり返った部屋でキーボードを叩いていると寒くて寒くてかなわない。
昨日までは身体にウールの布を巻き付けて冷気を防いでいたが…
今朝の室温は17度あった。
愛読させてもらっている札幌の女性のブログでは16℃で暖房を入れたそうだから、17℃は少し意気地がないかもしれないが、我慢大会をしているわけじゃないし、そもそも寒がりなので致し方ない。
温度設定は20℃。
現在の室温は22度にまで上がっていてヌクヌクととても心地よい ♪
この分では19℃の設定で良さそうだ。
畢竟、夏から一気に冬になった気分で、秋が無くなってしまったような印象を受ける。
かつての夏の暑さと言えばボクの暮らす南関東ではせいぜい30℃か31~2℃だったのが今や36℃とか37℃などという数字が日常のものになり、下手をすれば40℃にもなるのだから何をかいわんやなのである。
はっきりしていた四季はもう過去の現象になってしまうかもしれない。
日本の食べ物、衣服を始め、風俗習慣やら文化、生活スタイルも含めて、自然豊かな四季に育まれてきたものが、この季節の進み具合の変化に伴って影響を受けることは想像に難くない。
そうなることを大勢の日本人が望んでいるのであれば致し方ないが、必ずしもそうではないと思うのだ。
夏が大好きなボク自身だって、1年を通じて夏がいいと望んでいるわけではなく、そこそこに夏らしい夏がやって来てくれればいいだけで、やっぱりメリハリの利いた四季というものは続いてほしいと願っている。
この四季の微妙なズレ、もしくは消滅の兆しの寄って来たる原因はやっぱり地球の温暖化に尽きるのではないか。
スウェーデンの怒れる少女の顔が険しくなる所以である。
世界はこのまま手をこまねいたまま進んでいくんだろうか。
世界の各地で〝怒れる少女〟にならって学校ストライキに呼応する動きが出ているようだが、日本の学生たちの関心事は他にあるらしい。
11月のストーブ点火に、様々な思いが沸き上がって来る…
10月に入っても暑さと日照不足で元気のなかった「空蝉」だが、ようやく気温の低下と共に本来の花姿を取り戻し始めたようで、次々と色の変化を見せつつ咲き始め、目を楽しませてくれるようになった ♪