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平方録

友人のところに押しかけご馳走になる

「お正月はジイジの家に行きたい」という姫に「絶対おいでよ、待ってるよ」と答え、一緒にショッピングセンターのイタリアンレストランで昼食を食べたあと、名残を惜しみつつ列車で松山に向かった。
松山では同業だった友人夫妻と久しぶりに会って、繁華街大街道の郷土料理の店で歓待してもらった。
友人が上京してくるとお互いの近況報告を兼ねて杯を交わしていたが、今回は2年ぶりの再会になった。
歳の飛び抜けて若い奥さんとは10年ぶりくらいの再会で、ちょうどラグビーW杯の準々決勝南アフリカ戦の最中でそちらも気になったが、楽しく3時間超過ごさせてもらった。
 
新居浜から松山へは予讃線での移動
ダイヤを見ると1時間に特急が2本、各駅停車が1本あって、特急が主力になっている
へそ曲がりのボクは鈍行列車を選び2時間20分の列車旅を選択した

沿線の風景を楽しみ、乗り降りする人々を眺めるには何と言っても鈍行列車が一番
酒でもちびりちびりやりながら列車に揺られていくのが楽しい
ところが行程の半分ほどまで進んだ今治で妻は「私は先に行って待っているわ」と後から来た特急に乗り換えて先に行ってしまった
確かに車窓風景は平凡でつまらなかったが、いつもはゆっくり旅を選ぶのに珍しい行動だった
 
車両は1両で今治までは運転手が車掌も兼ねるワンマン列車だったが今治からは車掌が乗り込んで来たが相変わらず1両のまま
日曜日の午後だというのに車内は比較的空いていて四国の鉄道はこんなものかと彼我の差を痛感させられた
1時間に1本の列車なのにトイレがついていないのには「えっ!」っと思ったが、特急の通過待ちの時間を利用して駅ですませる工夫をすれば何とか凌げるが、ちょっとサービス悪いよな
 
松山城を見るのは久しぶり
 
城下町を路面電車が行き交う光景は絵になって好きである
それにも増して地下鉄より便利 しかも外の景色が移り変わるところがイイ
 
友人が連れて行ってくれた店は行列ができるほどの店だったが予約しておいてくれたおかげでなんなく着席でき、地酒一覧12名柄中10名柄を味わった
食中酒は豊潤な大吟醸より味わいがさっぱりした辛口の酒の方が和の料理には引き立つようで、この中では宇和島の「野武士」や重信・志津川の「小富士」が美味しく感じられた
驚いたことに野武士は奥さんのおばさんのところで作っているんだとか
ボクも酒蔵の親戚を持ちたかったとつくづく思うが、友人にもいないんだよな
 
くだらないことを書いたが旅先での絵日記はこれでおしまい
松山の人はヒコーキで上京するが、ボクらは鉄道で来た道を戻る
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