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平方録

あれぇ~ ホワイトアウト状態じゃァ~

パソコンの前に座ってかれこれ1時間になろうというのに頭の中は空っぽで、書きたいことがなにも思い浮かばない。
候補すら湧いてこない。
深い霧の中に放りこまれたような、あるいは雪国でホワイトアウトに遭遇でもしたかのように視界を失い、方向感覚、否それだけでなく、どっちが天でどっちが地かも分からなくなるようになって途方に暮れる感覚に近い。
視点の定まらない眼差しをぼんやり動かしてはみるが、そんなことで何かの変化が生まれるわけがない。

こういう時のために〝気付けグスリ〟として用意している琥珀色の液体の詰まった瓶の栓を開けて小さなグラスに注いでみる。
グラスが小さいのはたくさん飲み過ぎないようにと言う、健気な心構えからのことであって、そこはアル中と違うところだ。
で、気付けグスリに正気に戻してもらおうとグラスを鼻と口に近づけてみると、どことなく甘美で、ボクに言わせれば官能的と言ってもよいくらいの香りとともに、それとは裏腹に触れるだけで痛みも無いままスゥ~ッと血が流れだすような鋭利な刃を隠したような香が鼻を突いてくる。
まぁ、通常はこれで少しは正気を取り戻すのだが、続いてこの液体を舌の上に少しだけ垂らしてみる ♪

すると、たちまち舌の上にピリピリとした強い刺激的な感覚が充満し、それは甘さでもあるのだが、思わず身震いしてしまうような苦さとある種のしびれ感を伴って襲ってくるのだ。
気の弱い奴と言うか、アルコールに弱い奴はこの時点で完全に正気に戻ってしかめっ面をすることだろう。
でも、舌舐めづりする輩も世の中には大勢いて、正気になるどころか正体を無くして ? しまい、ついにはひんしゅくを買うこともまれではないのだ。
ナンとかとハサミは使いようと言うが、琥珀色の液体と気付けグスリも使いようなのである。

今、手元に用意しているのは国産のスコッチウイスキー(イヤこの呼び方は少しヘンだナ)、正しくは国産のスコッチ風ウイスキーってところか。
だから心配することはないが、本場物のスコッチウイスキーを手に入れようとするとEUから離脱したエゲレスの物品は安くなるのか高くなるのか、高くなりそうなら今のうちにゲットしておかなけりゃな、などと言うことがフト頭をよぎる。
アイラ島の「ラフロイグ」、ヨードチンキの匂いのするあのへんてこだけど忘れられないあの味、買っておくか。

…と、これは完全に脱線。
っていうか、脱線だろうが座礁だろうが、書いている内容は書きたいことが見つからないで困った困ったという、ほとんど意味も無いことをグダグダ書き連ねているだけだからどうだっていい。
はっきり言ってゴミだ。
ナニ ! お前はゴミを読ませるのか…って言われると、ちょっと神妙にならざるを得ないです。すいません。

そんなに怒らないで、まぁ一杯行きましょうや。




以上、円覚寺境内のウメ(見出し写真も)

塔頭の黄梅院門前に掲げられた横田南嶺管長揮毫の坂村真民の詩

カンザキアヤメ ? =居士林


居士林のフクジュソウ
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