この後しばらくは晴天は望めないでしょう…
何とつれないことを言うのかと思いつつ、2度目の梅雨がやっと明けたと思ったのもつかの間、9月に入れば今度は正真正銘の秋雨前線がへばりつきそうだという。
踏んだり蹴ったりとはこのことで、しばらく巣ごもりを余儀なくされるなら暑いけどお気に入りのコースをパトロールしてくるかと午前9時に家を出た。
湘南海岸の波打ち際に伸びる湘南海岸自転車道~相模川右岸堤防~寒川神社~茅ケ崎市と藤沢市北部に広がる水田地帯~山を切り開いて造成された広大な住宅地~引地川左岸。
波打ち際を走り、川沿いを遡り、水田地帯を抜けるという欲張りな変化が楽しめるのと距離が50km少々と手ごろなこともあって、今年はもう5、6回目になるお気に入りのコースである。
水田地帯から広大な住宅地に至るダラダラと長い上り坂で結構体力を消耗し、この坂を上ってからは1~2kmおきに木陰を見つけては小休止を繰り返したので、そこそこ時間がかかってしまった。
と言っても走行距離は52kmでそれほどの距離でもないのだから、ローカの影が差し込んでのことだとすれば困ったものだ。
しかし、走りとおしてみれば気分は爽快 ♪ 良い充電ができた。
片瀬西浜から西を望むと今日も富士山は霞の彼方
9:30の片瀬西浜は人出が少なく寂しい限り
お盆過ぎに緊急事態延長が決まって海の家は閉鎖が決まり、撤収作業が進んでいた
湘南海岸自転車道を覆っていた堆砂を取り除く作業も始まっていた こうでなくちゃ
この辺りも頼むよ
それにしてもウイークデーは人が少ないので走りやすいこと
江ノ島がはるかかなたに見えるところまで進んできた
波打ち際を走って来たので、青い空と青い海の青にすっかり体中が染まってくれた ♪
相模川河口に到着
背後の湘南平のテレビ塔の上に極めて薄っすらと富士山の頂が写っているのだが…
ボクは偏向サングラスをかけていたので肉眼よりはよく見えたが、肉眼ではよほど目を凝らさないと分からないかも
10:23 湘南大橋を渡って右岸へ 橋の上は風が良く通るので気温は29℃
後で辻堂にあるアメダスの記録を調べたら30日の最高気温は14:00の30.8℃
風は南寄り5~7mの比較的しっかりした風が吹いていたので、自転車を漕いでいる最中は暑さを感じなかった
でもこれは海辺と風が吹き渡る相模川堤防の上での話 街中に入ると自動車のエンジンの熱やアスファルト道路の照り返しなどが相まってうんざりさせられた
橋の中央部付近から 風が強くて帽子はかぶっていられない
右岸を北に向かって遡るとサッカーJ1 湘南ベルマーレの練習場の横を通り過ぎる
ただ今の順位は15位 17位から降格圏内なので超低空飛行中 頑張れよ
湘南銀河大橋
さらに遡ると神川橋 ここを渡って再び左岸側へ戻る
寒川取水堰
神川橋までくると丹沢山塊がぐっと近づくのだが、大山はぼんやりと霞の中
寒川神社上り参道を行く
目の前を素通りさせてもらう
いよいよ水田地帯に到着
日向の匂いと少しだけ枯草のような匂いがまじりあった風が吹いていた
イネはちょっと見ないうちにだいぶ色づき始め、コウベを垂れ始めている
実ほど……キミたちまだ修行が足りないよ
広大な住宅地を貫く片側2車線のケヤキ並木の道路を走る 気持ちのいい道なのだが、起伏が大きいのが玉にキズ
住宅地から坂を下って引地川に出ると子供たちの歓声が川の中から聞こえて来た
この辺り一帯は川の中に入って子供たちが遊んでも危なくないように、親水整備されていて川床は細かな砂で敷き詰められ、砂と砂利の河原には水辺の植物を茂らせている
その昔、魚を素手で捕まえたり、泳ぎが達者で川遊びに長けた子供たちを指す「川ガキ」という言葉があったそうだが…
引地川周辺のイネは直前に見てきた水田地帯より実りの具合が早やそう
引地川を離れて藤沢の街中に通じる道に出ると暑さを感じた
道路わきの街路樹にショッキングピンクのような珍しい色合いのサルスベリが植えられていて、目を引きつけられたのだが、写真で見るとショッキングさが映っていないのでちょっとガッカリ
今度は境川沿いに我が家への道をたどるのだが、家まで5kmほどの地点で桜の木の下のベンチがいい具合に陰になっているのを見て早速小休止 ♪
水田地帯を抜けて長いだらだら坂を汗だくになって登ったらがっくりくたびれ、この後小休止を繰り返す
ペットボトルの水は3本消費した
それでもやっぱり夏はイイねっ ♪