緊張感は緩むし暴飲暴食気味になるところは、これまでと変わらない。
精神はともかく、たるみきった筋肉を締め直そうと、5時間近く自転車をこいできた。
まず片瀬西浜に出て、湘南海岸サイクリングコースで茅ヶ崎の相模川河口の柳島まで。ここから湘南大橋と花水川橋を相次いで渡り、大磯漁港の入り口を経て大磯町役場裏の太平洋岸自転車道に入って吉田茂旧邸まで。
ここまでの片道距離28.48キロ。
やはりなまっていた。
快晴の下、大きく真っ青に輝く相模湾と真っ白な富士山を見ながら走っても、疲れるものは疲れる。
通常なら何となく物足りなくて、もうちょっと先まで行こうかと思うくらいなのだが、この日は「ふーっ、疲れた」と身体は正直である。
燃料補給に平塚まで戻り、あの花水ラオシャンに立ち寄って、みじん切りの玉ねぎだけのタンメンと餃子で昼食。
相変わらず行列が出来ていたが、久しぶりのラオシャンタンメンは美味しかった。不思議なそばである、
ここは餃子も美味しい。ビールが欲しいところだが、錬成のために来たのだから、ここはぐっと我慢する。
往路は弱い北風だったため、コース中の松林が風よけになってくれて、まったく気にならなかったが、帰り道は北東風に変わっていて、斜め前から風を受けることになってしまった。
人力で進む自転車は向かい風が大敵である。疲れてくると一層こたえる。弱い風だったのがせめてもの救いではあったが…。
片瀬西浜の先に延びた防波堤の突先でゆっくり休憩し、年末で閉店すると言っていた腰越の魚宇の気が変わっていないかと、店の前まで行ってみたが、シャッターは降りたままであった。
平坦な道を行っても良いのだが、ショートカットするため最後の力を振り絞って急坂をこぎ上り、ぜいぜい言って戻ってきた。
54.19キロ。やれやれ、疲れた。
おまけに、前傾姿勢でこぐから、腰が曲がるのだろう。ほぼ治っていた腰が少し疼き始めた。
途中から疼きに気がついて、腰骨を伸ばしてこいでいたが、気をつけねば。
さて、たいがい1月5日とか6日が寒の入りである。まだ小寒だが、これから寒さの本番を迎える。
もとはロシア語から来ているらしいが「光の春」という、なかなか趣のある言葉がある。
気温こそ寒くても徐々に伸びていく日足に暖かさと明るさを感じ取った味のある表現だが、空と海の青さや輝きを横目に走ってきても、まだ「春」と呼ぶのはためらわれる。
随分と気の早い性格なのだが、気分的には認めたくても、例え「光の」であっても、さすがにためらう。
とはいえ、寒に入ったのだから立春までは目と鼻の先である。
春は間近に迫っている。
新江ノ島水族館前の片瀬西浜
湘南大橋の温度計は11時過ぎで13度
茅ヶ崎から見た江ノ島
西浜脇の漁港で、戻ってきた釣り船から投げ捨てられた雑魚を狙ってカモメとトンビが大騒ぎしていた
湯豆腐に合わせる酒を買いに行った帰り道=2015.1.5 PM6:00
今年初めての満月
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