朝早くから観光客で賑わっている。
「朝取ってきたイカがあるよ」。オヤジのすすめに従い、イカ刺しを注文。イカソウメンも捨てがたく、結局両方食べ比べることに。
タレにつけて食べるイカソウメンより、イカソウメンのように細く切ったイカ刺しの方が甘みを感じる。切り方がほぼ同じだから醤油につけるか、タレにつけるかの差か?
メーンは大いに迷った挙句、生ウニ、イクラ、カニの乗った「函館丼」。
朝食には贅沢な1600円。しかし、どうして首都圏で食べる同種のものと味が違うのか。美味しいんだよね、とても。産地ならでは、なんでしょうナ。わざわざ出かけて行って食べるから価値もあがる。首都圏で食べるのと違いが無いんなら誰も出かけたりしない。3種ともたっぷり乗っていて、大満足でした。
ホテルの朝食バイキングなんか2000円するからね、お値打ち、お値打ち。
前日に引き続き市内散策。五稜郭のタワーからは下北半島が間近に見え、さらに半島東端の尻屋崎や津軽半島が霞んで見える。二つの大地を隔てるこの海峡が様々なドラマの舞台になってきた...
昼食に赤れんが倉庫に戻って「函館ビヤホール」。サッポロビールの生、これがまた美味しいこと。札幌で工場見学する予定にしているけれど、ま、予行演習ってところですかナ。
特急を乗り継いで旭川へ。車窓からは駒ケ岳、有珠山、昭和新山、樽前山の火山を間近にみる。列車進行方向右手に広がる海は内浦湾だが、確か噴火湾と呼ばれていたんじゃなかったっけ。途中通過した洞爺湖も火口に水が溜まってできたはず。
火山を縫って列車は進む。
午後7時過ぎに到着。さすがに旭川は冷えていた。
ホテルから数分の「花まる亭」へ。白いトウモロコシの天婦羅、エゾシカのタタキ、北海道の伝統野菜の盛り合わせ、ホッキごはん、そしてペロンタン汁。
ペロンタンはここでしか食べられない。鯨の背脂などでとった出汁にシイタケ、ミツバ、ウドに加え、小麦粉にカボチャを加えて団子にしたものが入っていて、これが舌ざわりがとても滑らか。
名前の由来を聞いたところ、美味しくてペロリと食べてしまうから...。
由来はともかく、素朴な料理なんだろうけど、とても上品な一品。こういう隠れた名品に出会えるのも旅の楽しみのひとつ。
男山の燗酒が五臓六腑にしみましてございます。
仲居さん曰く「明日は寒いそうですよ。初霜が降りるかもしれません」。さて、どうなりますか。
函館の朝市広場で食べた「函館丼」。生ウニ、イクラ、カニが乗っている。大満足でした
イカソウメン(左)とイカ刺し。店の
オヤジは同じイカでもイカ刺しの方が甘みがあってオススメだと言う
朝飯に出てきた9皿もの付き出し。多くはイカが材料
店の品書き
五稜郭への道筋に置かれた彫刻。道路の左右に6、7個あった
五稜郭タワーから見た五角形をした五稜郭。箱舘奉行所が置かれた
五稜郭タワーからは津軽海峡を挟んで下北半島が間近に見える
2010年に復元された旧箱館奉行所
赤れんが倉庫にツタがよく似合う。ツタの紅葉が始まっている
赤れんが倉庫にある「函館ビヤホール」のエンブレム
もうひとつのエンブレム
ビヤホールの鹿肉のカルパッチョ。柔らかくて美味
同じくソーセージのパイ包み。長さ何と48cm
駒ケ岳の麓を回りながら列車は進む
旭川•花まる亭で夕食。名物の「ペロンタン汁」を味わう。鯨の背脂などでとった出汁にカボチャを小麦粉に加えて団子にしたものや、ウド、シイタケ、ミツバなどが入っている。澄んだ汁は喉越しもよく、上品な味。
これぞジビエ料理の代表。花まる亭の「エゾジカのタタキ」。昼に入った函館ビヤホールの鹿肉のカルパッチョより野性味があって美味しい
ホッキ貝を炊き込んだホッキごはん。貝の旨味がごはんにしみ込んで美味しかった
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