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平方録

コロナ対策はピストルで

ボクがこの地球上で生きていることが、すなわち世間の常識を体現している存在で、言葉を変えれば「模範的な存在」なんだと言い張るつもりは毛頭ない。
ないけれど、どうしたって「エッ ! 」と絶句させられ、じゃ、この善良で勤勉で正直なボクという存在はいったい何なのさ、と存在そのものを否定されているような理解不能な目に遭遇することが時々ある。
時々と書いたが、最近はその頻度が増えているのもまた事実で、特に太平洋を挟んで向かい合う地域でそれが顕著になっていることが悩ましい。

新型コロナウイルスに関する45代大統領のノー天気な発言が批判されているアメリカで銃器用の弾薬の売れ行きが伸びているんだそうな。
弾薬がインターネットを通じて通信販売されているということ自体が驚きだが、その弾薬のネット販売業者が6日に発表したところによれば、アメリカで「新型コロナウイルス」のネット検索件数が増えた2月23日~3月4日までの11日間は、それまでの11日間と比べて取引件数が68%も急増したんだとか。

これに対して広報担当者は「ウイルスがこれほどの売り上げの急増につながるケースは初めてだ」とコメントしているのを知って、ボクは心の底から「へぇ~」「ほぉ~」とうなりのような言葉を発したのだった。
そしてさらにボクを驚かせ、腰を抜かしかけたのがもう一つのコメントだった。
曰く「我々の顧客はマスクや医薬品では不十分だと考えている。何が起きても自分たちや家族を守ることができ、賢い選択だ」。

かねがね45代の時代錯誤としか思えない振る舞いに、先住民の安寧な暮らしを銃で蹴散らし、すべてを分捕ってきた200年前からの野蛮な西部開拓時代がいまだに続いているかのように映るのは如何なものかと思っていた。
やっぱり45代がのさばるには理由があった。
彼の国には骨の髄まで野蛮で殺伐とした血が国民の中(もちろん一部の国民だろうけれど)に流れているものと見える。

スーパーの棚の上にたった一つ残ったトイレットペーパーに2つの手が別々に伸びた時、彼らは西部劇中のガンマンになったように背中と背中を合わせて立ち、数歩離れるうちに素早く振り向いて銃の引き金を引きあって決着を付けようって魂胆だろ。
お~コワッ ! 何たる野蛮さ。

そしてもう一つ。
こなた太平洋の彼方、アメリカから見て日の沈む方角にある島国…
そのアベなんちゃらと申す宰相のコロナに対する対応が初動の水際作戦では、まるで目の粗いザルの如くザァザァと音を立てて水がこぼれ、挙句に思いつきとしか思えない小中高校などの全国一斉休校と言う暴挙に出るに至って、国中に大混乱を巻き起こしたって言うのに、支持率がそこそこにあるってのはどうにも間尺に合わない。
〝国営放送〟の調査だから少しは割り引くとしたって「支持しない」の41%に対して、何と46%もの人が依然として「支持する」と答えていると報じていた。
まさか、〝国営放送〟としてまずいと思って数字を操作してんじゃないだろうな。
経営委員会の委員長が矩を超えて番組内容に注文を付けるご時世だ。

ま、それはともかく、ボクにいわせりゃ数字そのものが「アンビリーバボー ! 」だね、まったく。
「どうしちゃったのサ日本人 ? 」という思いがふつふつ湧いてくる。
アベなんちゃらは腫れ物じゃないんだから、駄目なものは駄目ってはっきり言っていいんだよ。

かくして彼の国は好戦気質丸出し。こなた、蹴られようと踏みつけられようと、何の抵抗も無いまま唯々諾々…
こんなことじゃ、両国ともコロナにはやられ放題で歯が立たないかもな。

鎌倉山のサクラのつぼみはこんな具合
横浜の開花予想が13日だから、それに2、3日遅れるとしても来週早々には開きそう



感心なことに曇り空の予報を覆して昼前にはぐんぐん青空が広がった


近所の池のある公園のジャヤナギの若芽が際立ってきた

こちらの大きな木も芽吹きが鮮やかになっている
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