9th Jun 2016 (Thu) 災害時のサバイバルライフ 衣食住の「食」
衣食住の「住」の目途はつきました。 次は、衣食住の「食」について考えてみたいと思います。
食事。 このシミュレーションの条件では、災害直後の3週間は、ガスも水道も止まっている前提です。 しかも、家は半崩壊を前提としているため、家のキッチンは使えないとします。 という事は、家の庭か、車庫、または、家の前の庭で調理することになります。 しかし、3週間は長いですね? しかも、3週間経っても、家は半崩壊で住めない、ガスは復旧しても住めないのであれば、仮設住宅の申し込みや、建て替えを前提とした? 一時的な? 引っ越しも苦慮しなければいけないかもしれません。
とにかく、食事に必要なのは、調理器具、加熱器具、お皿や箸、そして食材です。 鍋やまな板や包丁、お皿や箸は(火災で家を失っていなければ)家から持ってきます。 加熱器具は、カセットコンロがあります。 今現在もガスボンベは2本程度なら予備があります。 しかし、2本で3週間は生活できません。 3週間大人2人が必要とするガスボンベの本数をシミュレーションしてみたいと思います。
そのためには、まずは前提条件の設定です。 季節は冬が辛いそうなので、冬の避難生活をシミュレートします。 そして献立です。 非常時なので、1日2食食べるとすると、3週間(21日)で、42食となります。 毎日朝食は(保存食として準備しておいた?)シリアルとコーヒー(か、お茶、コーンスープなど家にその時にある体を温められるもの。 最悪はお湯を飲みます)と仮定します。 そして、夕食はラーメンなどの保存食として準備しておいたもの とします。
カセットコンロ用のガスボンベ1本(250ml)は、カセットコンロ側の燃焼能力によりますが、中火で1時間~2時間位の燃焼能力があります。 うちのカセットコンロは幸いにも省エネタイプなので、中火で1.5時間持つと仮定します。 しかし、2週間後から徐々にスーパーで物が買えるようになるとすると、それまでの2週間(14日) x2食で、28食となります。 それでも、凄い数ですね? 1食は火を使わない物、1食は火を使った温かい物を食べるとすると、14食分のガス+毎日のコーヒー用のガスを確保しなければなりません。
さて、シミュレーションしてみましょう。
寒い冬の想定なので、毎朝晩は、温かいコーヒーを飲みたいと思います。 震災の時に家にあるものベースですが、コーヒーを切らしている時かもしれないし、紅茶があるかもしれないし、粉末コーンスープがあるかもしれません。 最悪は、お湯でもいいです。 とにかく、温かい物を飲みたいので、毎朝版お湯を沸かすことにします。 夫婦二人で飲むインスタントコーヒー用のお湯を沸かすのに、中火で5分かかった(沸騰させる必要ありません)とすると、1本のガスボンベ(1.5時間分)で、18杯のコーヒーが飲めます。 1日2杯x2人x14日で、56杯分のお湯とガスが必要です。 56÷18=3.1なので、コーヒー用にガスボンベが3本必要になります。 水は、1杯200ccx朝晩2回x2人x14日で、11.2Lとなり、2Lのペットボトル約6本分です。 まとめると、コーヒー用のガスは3本、水は2Lのペットボトル6本分必要です。
もし袋麺を10袋常備していたなら、2人で5食分の食料になります。 ガスボンベは1本で18杯分のお湯が沸かせることを考えると、1本でラーメン5食(2人ならば10袋)を作れそうです。 水は、1食200ccx2人x5食で、2.0Lとなり、2Lのペットボトル1本分です。 まとめると、ラーメン2人で5食分のガスは1本、水は2Lのペットボトル1本となります。
ここまで5食分の食料は確保できました。 2週間(14日)x朝晩2食で、合計28食分の食料が必要です。 毎朝食は、シリアルで乗り切ろうと思っているので、残りは14食。 そして、今、インスタント麺で5食分確保したので、残りは9食分です。
あとは、保存が効く、蕎麦やうどんやパスタにしようかな? もし、乾麺の蕎麦は、1袋200g、うどんも200g、パスタは500gを常備していたら、 1人1食90gとしたら、900gで10食分、2人で食べたら、5食分となります。 味付けは、家にその時にある醤油や味噌で、十分です。 まずは空腹を満たすことに専念します。 ガスボンベは、インスタント麺の時と同じとするとガス1本で足りる予定です。 水もインスタント麺と同様とすると、2Lのペットボトル1本で足ります。 ここまで、10日分の食料(インスタント麺と蕎麦、うどん、パスタ)+コーヒー14日分で、ガス5本、水2Lのペットボトル8本分です。
残りは4食。 家にお米が残っていて、水もあるならば、鍋でご飯でも炊けるかな? 冷蔵庫に何か食料が入っているかもしれないし、なければ(この10日過ぎたころには、スーパーに食品が並び始めているかもしれないので、頑張って、買い物をするとかして、生き延びます。 @まぁ、もう少し、自作・防災備蓄ボックスに食料を入れておいても、いいかもしれません。 だんだん、適当になってきましたが、サバイバルライフを乗り切りましょう。(笑
ガスボンベの消費期限は、内部に使用しているゴム部品の関係で、7年程度と言われています。 万が一に備えて、ガスを準備しておきたいですが、沢山準備しすぎて、捨てるのはもったいないので、検算を兼ねて、通常時の消費量を想像してみたいと思います。
うちは、冬に鍋をやったり、夏も外でキャンプ(キャンプ時もガスボンベタイプのコンロを使う)したりするので、年間2本は使います。 という事は、うちの消費能力としては、7年で14本使うことになります。 (ちょっと余裕をみて?)ガスを買う時点で、2年経っていることを想定すると、5年で10本使う前提とするならば、うちに10本のストックがあっても、使えずに捨てることにはなりません。 上記シミュレーションでは、ガスボンベ5本で、毎日朝晩のコーヒーと10食分の麺を食べれると分かりましたので、最低5本+数本は、常に家にストックしておこうと思います。 @ガスボンベは錆びたりすると、消費期限が短くなってしまいます。 保存は風通しの良い、冷暗所で保存しましょう。
また、水はやっぱり、大量に使いますね? これは冬なので、この程度の水で済みますが、夏ならば、ぐいぐい、水を飲みたくなるかもしれません。 飲料水というか、食事に使う水は、もっと準備する必要があることが分かりました。 一応? 我が家では、10Lの折り畳み式ポリタンク2個で20L、2Lのペットボトル10本で20L、合計40Lで震災後の2週間を乗り切りたいと思います。 もし、お風呂に水をはておければ、洗濯や体を拭く水は、風呂に張ってある水で賄え、貴重な水を飲料や食料に回せます。 @もし、避難後に本震がこなければ、普段の生活のお風呂(追い炊き機能があれば)や、洗濯に使えば、水も無駄になりません。
次は、番外編として、ガスボンベのガスが終わってしまい、カセット式コンロが使えなくなった時のサバイバル術です。
という事で、ここまでの「自作・防災備蓄ボックス」の中身候補は...
1.トイレットペーパー6~8個
2.(必要ならば)屋外にトイレを作る時の壁(目隠し)の材料
3.(体も髪も洗えるし、洗濯や食器洗いもできる)オリーブ石鹸1個
4.髭剃り1本、念のため2本?
5.フェイスタオル6枚(家族の人数x洗濯も考えて1人3枚)
6.給水所から水を運ぶ為の折り畳みポリタンク2個 1個1,000円位かな?
7.ロウソク90時間の物を2本 IKEAで買いました
8.LEDタイプの懐中電灯用予備電池 単3電池4本(懐中電灯は避難袋に入っている)
9.ラジオ用予備電池 単4電池14本 (ラジオは避難袋に入っている)
10.昔のワンセグ付携帯電話と乾電池式充電器と予備の単3電池数本
11.(事前に作っておいた)サラダオイルランプ用のビン 2本位 サラダオイルがその時にどれ位あるかは運次第です。
12.蚊取り線香1箱 (消費期限は長そうなので、時々新しい物と交換してきます)
13.ガスボンベの予備 6本(のちに、ガスボンベが足りなくなった時の代案を提示します)
14.インスタント袋麺10袋、蕎麦の乾麺200g1袋、うどんの乾麺200g1袋、パスタの乾麺500g1袋(その他の食料は、運次第ですが、冷蔵庫やシンク下に置いてある調味料などです)
15.折り畳み式ポリタンク10Lを2個と、空の2Lのペットボトル10個をすぐ使える所に置いておく。 最初の地震の後、時間があって、水道が使えるならば、すぐに水道の水をポリタンクとペットボトルに詰めて、今後の大震災に備えます。
倉庫に置く物
バケツは1つあるけど、もう一個購入します 1個1,000円しないかな?
衣食住の「住」の目途はつきました。 次は、衣食住の「食」について考えてみたいと思います。
食事。 このシミュレーションの条件では、災害直後の3週間は、ガスも水道も止まっている前提です。 しかも、家は半崩壊を前提としているため、家のキッチンは使えないとします。 という事は、家の庭か、車庫、または、家の前の庭で調理することになります。 しかし、3週間は長いですね? しかも、3週間経っても、家は半崩壊で住めない、ガスは復旧しても住めないのであれば、仮設住宅の申し込みや、建て替えを前提とした? 一時的な? 引っ越しも苦慮しなければいけないかもしれません。
とにかく、食事に必要なのは、調理器具、加熱器具、お皿や箸、そして食材です。 鍋やまな板や包丁、お皿や箸は(火災で家を失っていなければ)家から持ってきます。 加熱器具は、カセットコンロがあります。 今現在もガスボンベは2本程度なら予備があります。 しかし、2本で3週間は生活できません。 3週間大人2人が必要とするガスボンベの本数をシミュレーションしてみたいと思います。
そのためには、まずは前提条件の設定です。 季節は冬が辛いそうなので、冬の避難生活をシミュレートします。 そして献立です。 非常時なので、1日2食食べるとすると、3週間(21日)で、42食となります。 毎日朝食は(保存食として準備しておいた?)シリアルとコーヒー(か、お茶、コーンスープなど家にその時にある体を温められるもの。 最悪はお湯を飲みます)と仮定します。 そして、夕食はラーメンなどの保存食として準備しておいたもの とします。
カセットコンロ用のガスボンベ1本(250ml)は、カセットコンロ側の燃焼能力によりますが、中火で1時間~2時間位の燃焼能力があります。 うちのカセットコンロは幸いにも省エネタイプなので、中火で1.5時間持つと仮定します。 しかし、2週間後から徐々にスーパーで物が買えるようになるとすると、それまでの2週間(14日) x2食で、28食となります。 それでも、凄い数ですね? 1食は火を使わない物、1食は火を使った温かい物を食べるとすると、14食分のガス+毎日のコーヒー用のガスを確保しなければなりません。
さて、シミュレーションしてみましょう。
寒い冬の想定なので、毎朝晩は、温かいコーヒーを飲みたいと思います。 震災の時に家にあるものベースですが、コーヒーを切らしている時かもしれないし、紅茶があるかもしれないし、粉末コーンスープがあるかもしれません。 最悪は、お湯でもいいです。 とにかく、温かい物を飲みたいので、毎朝版お湯を沸かすことにします。 夫婦二人で飲むインスタントコーヒー用のお湯を沸かすのに、中火で5分かかった(沸騰させる必要ありません)とすると、1本のガスボンベ(1.5時間分)で、18杯のコーヒーが飲めます。 1日2杯x2人x14日で、56杯分のお湯とガスが必要です。 56÷18=3.1なので、コーヒー用にガスボンベが3本必要になります。 水は、1杯200ccx朝晩2回x2人x14日で、11.2Lとなり、2Lのペットボトル約6本分です。 まとめると、コーヒー用のガスは3本、水は2Lのペットボトル6本分必要です。
もし袋麺を10袋常備していたなら、2人で5食分の食料になります。 ガスボンベは1本で18杯分のお湯が沸かせることを考えると、1本でラーメン5食(2人ならば10袋)を作れそうです。 水は、1食200ccx2人x5食で、2.0Lとなり、2Lのペットボトル1本分です。 まとめると、ラーメン2人で5食分のガスは1本、水は2Lのペットボトル1本となります。
ここまで5食分の食料は確保できました。 2週間(14日)x朝晩2食で、合計28食分の食料が必要です。 毎朝食は、シリアルで乗り切ろうと思っているので、残りは14食。 そして、今、インスタント麺で5食分確保したので、残りは9食分です。
あとは、保存が効く、蕎麦やうどんやパスタにしようかな? もし、乾麺の蕎麦は、1袋200g、うどんも200g、パスタは500gを常備していたら、 1人1食90gとしたら、900gで10食分、2人で食べたら、5食分となります。 味付けは、家にその時にある醤油や味噌で、十分です。 まずは空腹を満たすことに専念します。 ガスボンベは、インスタント麺の時と同じとするとガス1本で足りる予定です。 水もインスタント麺と同様とすると、2Lのペットボトル1本で足ります。 ここまで、10日分の食料(インスタント麺と蕎麦、うどん、パスタ)+コーヒー14日分で、ガス5本、水2Lのペットボトル8本分です。
残りは4食。 家にお米が残っていて、水もあるならば、鍋でご飯でも炊けるかな? 冷蔵庫に何か食料が入っているかもしれないし、なければ(この10日過ぎたころには、スーパーに食品が並び始めているかもしれないので、頑張って、買い物をするとかして、生き延びます。 @まぁ、もう少し、自作・防災備蓄ボックスに食料を入れておいても、いいかもしれません。 だんだん、適当になってきましたが、サバイバルライフを乗り切りましょう。(笑
ガスボンベの消費期限は、内部に使用しているゴム部品の関係で、7年程度と言われています。 万が一に備えて、ガスを準備しておきたいですが、沢山準備しすぎて、捨てるのはもったいないので、検算を兼ねて、通常時の消費量を想像してみたいと思います。
うちは、冬に鍋をやったり、夏も外でキャンプ(キャンプ時もガスボンベタイプのコンロを使う)したりするので、年間2本は使います。 という事は、うちの消費能力としては、7年で14本使うことになります。 (ちょっと余裕をみて?)ガスを買う時点で、2年経っていることを想定すると、5年で10本使う前提とするならば、うちに10本のストックがあっても、使えずに捨てることにはなりません。 上記シミュレーションでは、ガスボンベ5本で、毎日朝晩のコーヒーと10食分の麺を食べれると分かりましたので、最低5本+数本は、常に家にストックしておこうと思います。 @ガスボンベは錆びたりすると、消費期限が短くなってしまいます。 保存は風通しの良い、冷暗所で保存しましょう。
また、水はやっぱり、大量に使いますね? これは冬なので、この程度の水で済みますが、夏ならば、ぐいぐい、水を飲みたくなるかもしれません。 飲料水というか、食事に使う水は、もっと準備する必要があることが分かりました。 一応? 我が家では、10Lの折り畳み式ポリタンク2個で20L、2Lのペットボトル10本で20L、合計40Lで震災後の2週間を乗り切りたいと思います。 もし、お風呂に水をはておければ、洗濯や体を拭く水は、風呂に張ってある水で賄え、貴重な水を飲料や食料に回せます。 @もし、避難後に本震がこなければ、普段の生活のお風呂(追い炊き機能があれば)や、洗濯に使えば、水も無駄になりません。
次は、番外編として、ガスボンベのガスが終わってしまい、カセット式コンロが使えなくなった時のサバイバル術です。
という事で、ここまでの「自作・防災備蓄ボックス」の中身候補は...
1.トイレットペーパー6~8個
2.(必要ならば)屋外にトイレを作る時の壁(目隠し)の材料
3.(体も髪も洗えるし、洗濯や食器洗いもできる)オリーブ石鹸1個
4.髭剃り1本、念のため2本?
5.フェイスタオル6枚(家族の人数x洗濯も考えて1人3枚)
6.給水所から水を運ぶ為の折り畳みポリタンク2個 1個1,000円位かな?
7.ロウソク90時間の物を2本 IKEAで買いました
8.LEDタイプの懐中電灯用予備電池 単3電池4本(懐中電灯は避難袋に入っている)
9.ラジオ用予備電池 単4電池14本 (ラジオは避難袋に入っている)
10.昔のワンセグ付携帯電話と乾電池式充電器と予備の単3電池数本
11.(事前に作っておいた)サラダオイルランプ用のビン 2本位 サラダオイルがその時にどれ位あるかは運次第です。
12.蚊取り線香1箱 (消費期限は長そうなので、時々新しい物と交換してきます)
13.ガスボンベの予備 6本(のちに、ガスボンベが足りなくなった時の代案を提示します)
14.インスタント袋麺10袋、蕎麦の乾麺200g1袋、うどんの乾麺200g1袋、パスタの乾麺500g1袋(その他の食料は、運次第ですが、冷蔵庫やシンク下に置いてある調味料などです)
15.折り畳み式ポリタンク10Lを2個と、空の2Lのペットボトル10個をすぐ使える所に置いておく。 最初の地震の後、時間があって、水道が使えるならば、すぐに水道の水をポリタンクとペットボトルに詰めて、今後の大震災に備えます。
倉庫に置く物
バケツは1つあるけど、もう一個購入します 1個1,000円しないかな?