「木曜日と金曜日休めるか?」
「どこいくと!!」
「四国西赤石山とかどう?」
「田中陽希がピンクの縦走路や~~って言った所ね」
10年ほど前から西赤石山の西斜面が
アケボノツツジでピンクに染まる景色を
見てみたいと思っていた
連休明けがピークの様で
ここ数年、気にしていたが・・
なかなかタイミングが合わずにいた
今年も連休前からyamap情報などを見ていたが
どうも様子が変?
咲いているのだが、密生したピンク画像が無い!
行くかどうか悩んだすえ
10日、肝心の花状況は良くないが
高気圧ど真ん中で快晴予報
来年タイミングが合い、行ける保証も
この歳となるとさらに無く!
木曜日から移動し、10日金曜日登山、
土曜日帰路の予定で行く事に決断
ところが8日の情報で
「先日の強風で全部散ってた!しかも寒気で花に霧氷が付き・・!」
嘘でしょう・・・と思ったが
せっかく思い立ったので決行
9日木曜日フェリーで四国へ渡り、夕方新居浜到着
10日朝予報通り快晴~~
マイントピア別子より東平(とうなる)歴史資料館を目指す
断崖絶壁を這うように作られた細い道を進むと
突然歴史資料館駐車場に
トイレも有り数10台駐車可能な広場
その先に有る登山口より
8時30分出発
すぐに車道が終わり
柵が無いと・・ちょっと怖い道を
旧鉱山本部跡の広場に出て
周回後、戻って来る道を確認
概略図を眺め
紙の地形図も、yamapアプリもGPSも有るが再度確認
「距離約10km、標高差1000mあるからね」
「久しぶり10km、1000m越えや・・保つかな?」
「余裕みて8時間や、休憩40分入れて7時間で戻れば100点や」
100年前多くの方で賑わっていたであろう
石畳の道を進み
馬の背経由を選択
馬の背尾根に出て
今日の全貌が~~
「あの尾根周回するっちゃね」
改めてながめると「結構あるね・・・・」
比較的気持ちの良い尾根道を進み
ミツバツツジも多く見られる様になり
トサノミツバツツジと書いて有り
キリシマミツバツツジは花弁に斑点が無い亜種
「このミツバは何が違うっちゃろう」
「斑点が1個だったりして~~」
調べると雄しべの数が異なると
10時20分、登山口から1時間50分で鉱山越し到着
西赤石山方面へ
尾根道になり南側も見える様になり
ミツバツツジも更に多く
ミツバツツジの回廊か?と思うほど
ミツバツツジに気を取られ
唯一鉱山越しより西赤石山側で咲いているとの情報の
ツガザクラを見落とす・・残念!
なだらかな稜線を進むにつれ
アケボノツツジも見られる様になり
しかし花が少しだけ残っているていど
ここ稜線はミツバツツジが兎に角多く
まだ蕾の株も多いのでこれから見頃です
お天気快晴で展望も最高
アケボノツツジの優しいピンク
ここのアケボノは九州の株に比べ花弁が小さいです
山頂が近づくと~~~
更にアケボノツツジが増え
しかし落ちている花弁も多く
咲いていて欲しかった
満開を見たかった~~
山頂が見えて来て
枯れ木の様に葉の無い木はすべて
アケボノツツジです
「満開は凄いやろうね~~~~」
この周辺も、すべてアケボノツツジ
12時10分、登山口より3時間40分(数回休憩含む)
展望抜群の西赤石山山頂
数10m奥にある
展望は無いが三角点のある山頂
後ろの木もアケボノ
「あれは石鎚山や~~」
「3日あれば来れるね~~」
「日数だけの問題じゃないし。。。」
確かに瓶が森寒風山を経て縦走できる様だ
距離10km、標高差1000mを考慮し、
荷物を減して来たが食べる事は譲れない
いつもの食材を持って来て~~
焼かずに一口
焼いてホットサンド
40分のランチ休憩後
かぶと岩へ山頂から急坂を駆け下り
吊り尾根風の尾根を進み
アケボノツツジの木が沢山~~
しかし・・ほぼ散ってる
ミツバツツジも多く
かぶと岩の手前のピークに着き~~
西赤石山山頂から西斜面~~
ほんの少しポチポチとピンク色が見えますが・・・
満開時には斜面全体がピンクになると
見たかったのですが!「また来いです」
山と渓谷オンライン『西赤石山』に満開の画像があります
某ブログ、かぶと岩のピークから西赤石山方向の景色、過去画像を拝借
せめてもう少しピンクが欲しかった~~
笹が森、石鎚山の南西方向
中央の斜面もピンクになるらしい
「また・・今度だね~」
下山するに・・
手前のピークまで戻り
下山ルートの踏み跡が数カ所あり協議
「下にピンクテープ有るよ~」
「手前の左に有った明確な踏み跡やろう~」( )
改めて国土地理院地形図を見ると2つの岩ピークの間からの様
ピークからの下り口は特に気を使います
踏み跡が意外に薄いのですが
大丈夫でした
すぐに森の中へ、ガンガン下ります
展望の無い急斜面をジグザグに下り
「ここ登りたくないね」
「そうかな?下を向いてひたすら登ればいいじゃん」
所々にミツバツツジが
標準タイムと同タイム50分で上部軌道跡に突き当たり
「つま先が当たる・・」と締め直し
一本松停車場跡方向へ
朽ちた鉄橋跡は沢まで下り徒渉
沢水で「気持ち良い~~めっちゃ冷たい」
「上に雪渓が有るっちゃない?」
冗談か本気なのか判らない言動に
「かもね~~」
朽ちた鉄橋跡を2個所、沢に下り迂回し
橋脚は煉瓦や石積み作りで歴史を感じ
軌道跡の斜面も100年前の石組みが延々と
谷側も延々と
切り通しも
100年前、ここを人ももちろん銅の鉱石や生活資材を積んだ
蒸気機関車が行き交っていたと・・・
不思議な感覚です
ましてかぶと岩から誰一人会わず人の声も聞こえず・・・
一本松停車場跡に着き
ここから軌道跡を外れ、
朝通った本部跡へ急降下
谷の対岸の斜面に資料館と駐車場が見えて来て
「いや~~もうちょっとやね」
本部跡広場へ戻ってきました^^
「7時間~~100点や~~~」
「長かった・・・」
ここで、かぶと岩からはじめて人影を発見
しかしどこかで会った様な・・・?
「あれ・・朝会ったよね!」
朝ホテルのエレベーターで一緒だった
ダン君とアロ君で偶然と言うか奇遇と言うか
鉱山跡を一周して来たと
色々楽しいお話を!
元気で明るい2人でした
帰る時わざわざ手を振ってくれ「ありがとう~~」
GPS計測で距離9.9km、時間6時間52分、標高差1049mの周回お山歩でした
歴史資料館駐車場から稜線を見上げ
右から尾根に登り、
尾根の最も高い西赤石山(真ん中ピーク)を経て
左から下りて来て、
中央の送電線鉄塔が駐車場が見えた所
しみじみと~~歩いたいた経路を望み
「よく歩いたね~~~」「ほんとね~~」
目的のアケボノツツジは散っていましたが
西赤石山周回の様子がわかったし
車中泊出来そうな所もチェックできたので良かったです
何より距離10km、標高差1000mを
登り標準タイムの1.2倍とまだ数年前と同じ、
下りもオンタイムで数年前とほぼ同じで歩く事ができ
『安心しました』
これが今回の最大の収穫かも!
来年は寂地山のカタクリも
西赤石山のアケボノツツジも行かなくては
しかし時期が問題ですね~
別子銅山跡は初めて来ました
100年前繁栄した様子が自然林の中に見え隠れし
不思議な感覚で『栄枯盛衰』ですね
さあ~~
霧島、久住はシャクナゲ、ミヤマキリシマの時期に突入です
1ヶ月間忙しくなります
しかし花の時期が今までと違う感じ・・
何時何処に行くか判断が難しいです