「これも骨が折れてる」
「ストローで直してみる」
骨の折れた傘を修理するのにいつもは熱収縮チューブを使っているのですが、家庭の何処にでも有るストローで修理して見ると・・
1本は骨が完全に折れ、もう一本は曲がってます。
拡大して見ると・・
傘の内側に曲がってしまったようで、骨のサイドは完全に亀裂が入り、ヒンジ補強部分も曲がって重傷です。
もう1箇所は、曲がっていますが軽傷です。
たたいて直し、完全に折れたところに釘の頭をカットした物を補強に入れて、その上にストローを差し込み加熱します。
更にもう一回ストローを・・
熱で収縮しているので差し込めます。
これもライターの熱かバーナーで熱を丁寧に加えると歪ですが収縮して接着され、冷えるとカチカチに固まります。
ストローの役割は補強に入れた釘の固定だけなので・・・強度的には問題無しです。
傘を開いて状態を確認・・・良いですね~~~通常使用には問題なさそうです。
「いいやろ~~」「見かけが・・ちょっと・・」「確かに・・・」
ストローは均一に綺麗に収縮しないので・・見かけが今一つ
ホームセンターの電材部や靴紐などの末端処理用に販売されている熱収縮チューブだと綺麗になるはずです。
修理には見かけも大事なポイント
本物の熱収縮チューブで再度修理。
頭を取った釘で補強したところにチューブを差し込み
バーナーで熱を加え
もう1箇所も同じ様に頭をカットした釘で補強
熱収縮チューブを差し込み加熱・・
冷えるまで待ち・・・先端キャップを差し込んで~~~~できあがり~~~。
見かけもバッチリ
「ところで熱収縮チューブの値段は・・・?」「まあそこそこするけど、傘を買うよりは格段に安いよ」
ストローは何処にでもあって便利なのですが・・熱を加えるのに少しコツが必要です。
少しずつ少しずつ均一に熱を加えないと穴が開いたり切れたりします。
ドライヤーでも良いですが根気がいりますね・・・。
ホームセンターで熱収縮チューブを買ってくるのが一番でしょう。
熱収縮チューブにも種類が沢山ありお値段もピンキリですが、固定だけなので安いので十分です。
普通の布の傘よりビニール傘の方がいたって修理が簡単です。
ですから安易に廃棄しないで修理してくださいね~~。