「今週は大浪池やね」
「色々咲いてると思うけど」
ミヤマキリシマが終わったこの時期
次はオオヤマレンゲやヤマボウシ
そして去年新種と発表された
キリシマギンギョウソウです
(ピンクのギンリョウソウが新種と判るの記事)
宮崎方面から大浪池登山口に行くには
9月まで通行止め区間が有り迂回し
今までより20分時間がかかり
早起きをして7時半到着、
用意をして8時出発
すぐにキリシマギンリョウソウ
先週観察会あったからか
棒が立ててある
(棒の右10cm位の所)
「ここ棒無いけどあった」
無防備にこんな感じで生息しています
棒が立ってる所は
モデル業が忙しかったか
少しお疲れ気味
以前からベニバナギンリョウソウとして
知っている我々としては
棒の立ってない、モデル疲れしてない個体を探し・・・
「あった~~~」「これ元気そうじゃん」
この付近は昔から有るんだよな・・・と
奥を探してると・・・有りました
枯れ葉や小枝から大きさを想像してください
大人の指程度です
明らかにギンリョウソウとは別物です
画像を見てて、右端にもありましたね
「ここも~、生まれたてや~~」
顔をだしたばかりかな?
「あったけどあっち向いてる~~」
登山口から既に40分経っていますが・・
全然進んでいません
それでは失礼して前から
キリシマギンリョウソウだけで無く
登山道横で唯一のヤマボウシを見
あまり見かけなかった所でも見つけ
良い感じです
しかしピントが合わない!
西周りに出て
「大浪さんや~~~」
湖面に波紋が、うねうねと龍に見え・・・
龍の様に動いて~~~
ミヤマキリシマは何処も終わりました
通称「お米の花満開や~~」
ネジキは満開
所々にあるヤマボウシを観ながら
ドウダンツツジはもう地面を埋め尽くし
タツナミソウ?・・・
この周辺で割と大きなヤマボウシの株
大浪池周辺でもウツギ系の木々・・・
枯れてる?なぜ?
アザミの攻撃が嫌だったので
久しぶり避難小屋経由で東周りを戻り
ひたすら蒸し暑かった西周りに比べ
湖面から上げる風の涼しい事
ただそれだけの画像
大きい岩の間から下りるオオヤマレンゲの場所
余りの荒廃のすごさに
21年は入口から覗いて見ただけ(2021/06/19の記事)
22年は全く行かず
今回覗くと
更に下まで踏み荒らされ・・
見る影も無く・・唖然!
このオオヤマレンゲを初めて見に行ったのは2014年(2014/06/14の記事)
踏み跡は全く無く元気いっぱい咲いてました
あれから約10年恐ろしいほど荒れましたね・・・・
自分自身も破壊者の一人であることを否定はしませんが
人間の自然破壊が最も凄いです
岩の上から根元を傷めず
間近に見る事のできる
オオヤマレンゲが有るので
行って観ると元気です
他オオヤマレンゲは・・・
オオヤマレンゲ観賞は
この位の距離で見るのが
オオヤマレンゲのために良いと思います
ヤマボウシと・・・韓国岳と大浪池とガス
「ヤマボウシも減ったし、オオヤマレンゲも減ったし・・」
なぜに大きな木々が枯れるのか?
笹も軒並み枯れ見通しが良く成りましたが
何の異変なんでしょう
しばし大浪池を眺め
鞍部で記念の構図
壊れたベンチでお昼を食べようと座ると
メグちゃんと1年以上の久しぶり再会い、しばしお話をし
調理し始めるとポツポツと雨・・・
慌てて休憩所の外のベンチでお昼
12時40分下山でした
GPS計測で距離6.8km、時間4時間40分、標高差416mのお山歩でした
キリシマギンリョウソウは遺伝子レベルで
ギンリュウソウの世界唯一の新種とわかり
他の場所にもありますが、霧島連山が最大の生息地と
大浪池石畳付近やツツジヶ丘から大浪池分岐への登山道が
一番見つけ安いと思います
キリシマギンリョウソウも有名になり
増えた鑑賞者に踏まれ
個体数が減らないといいですが・・・
わたしの知っていた唯一のウマノスズクサ
が根元から無くなってました・・・
明らかに盗掘!
そんなに欲しいならせめて種を取って帰れ!!!
大浪池のオオヤマレンゲは急傾斜にあるので
根元を踏み荒らし、根を露出させてしまい
故意ではないにしても結果的に
株を傷め枯らしてしまいます
大浪池の生息地も
以前、硫黄山奥のオオヤマレンゲの様に
保護のため立ち入り禁止に出来ないのでしょうか
管轄が環境庁か県か知りませんがそのくらいして欲しいです
今週末もまた雨
また火水木金晴れ
土日月雨パターンです