「カナビラの使い方を練習しておこうや」
「するする、したことないし・・・」
実際、注意すればセルフビレイをしなくとも行ける所を
カナビラを引きずってトラバースしたり、登ったり降りたり、付け替えたりと、めんどくさいし、手間だし・・
できれば使いたくない・・と最近まで思っていました。
しかし、年齢や体力を考えると・・・安全が第一!
今年のアルプスに向けて・・
簡易ハーネスにカナビラを付けて岩登りやトラバースの練習を磯間嶽山頂部でやって見る事に・・。
当初は岩稜コース登山口から登る予定でしたが、出発が遅くなり、最もお手軽な上津貫登山口(北登山口)から山頂部へ
宮崎を8時過ぎに出発し11時30に登山口到着
この時期、最も会いたくない山ヒルが居るかどうかは知りませんが・・念のため山ヒル対策の用意をして。
踏み跡が薄い、雨上がりで滑る苔むした尾根道を・・・
迷う事は有りませんが・・山ヒルが居そうで・・・上や足元や身体のあちこちをキョロキョロ見ながら・・・。
すぐに人形岩に・・・左側が人の顔?反対が髪の毛?って事でしょうか。
苔むした岩の斜面や岩の間を抜けて
20分で山頂直下の岩場に到着
簡易ハーネスを付け・・まずはザック無しで登ってみます。
「カナビラを両方とも外したら意味ないでしょう」「邪魔やっちゃ~~~」
練習やから・・ちゃんとカナビラを付け確保して・・。
「うひゃ~すごいよ^^~~あそこまで行って見ようや」
思ったより広い尾根で・・軽快に歩いています。
「きゃ~~下が見えない・・見られない」
とにかく山頂標識で記念撮影
降ります。カナビラが絡んで付け替えが上手きいきません。「・・・・」「練習練習・・・」
「外したら練習の意味ないでしょう」「ここから・・付ける」
今度はザック14kgを担いで・・再び
今度はちゃんとカラビナの操作をしています。
支点での付け替えもして・・「めんどくさいけれど・・判ってきた」
カップラーメンを買って来たのですが・・持っていないと飛んでいくし、ポットも転がるほどの風で・・・
コーヒーを飲むだけでしばし休憩
今度は降りる練習です。付け替えも上手く出来る様に成って。
鎖に頼らず・・足場を見つけ・・。
先行者が支点を過ぎるまで支点で待機
余計な事ですが、この支点、シャックルが片側のチェーンにしか通っていません、手前側のチェーンにも通すと完璧だったのにね~~。
付け替えも慣れてきました。「要領が判ってきた・・・」
最後も足場を探し、無難に降りて
なるべく鎖に頼らず・・・行ったり来たりと何回か練習をして。
上手くできる様になったので練習終わり~~下山します。苔むした岩の方が滑りそうで・・危険
尾根道を下り。
10分で下山。
GPS計測で距離720m、時間1時間35分、標高差110mのお山歩でした。1時間近く山頂付近に居たことになります。
遅いお昼を食べる所を探し坊津方面に下りて行くと・・・久志湾の道路際に海を見渡せる日陰のベンチを発見
海を見ながら遅いお昼でした。
途中の今台鼻展望台で「真ん中の尖ったのが磯間嶽かな~~~」「だと思う」
その後坊津、枕崎と回って帰りました。
せっかくの連休を、久住でテント泊とか・・雨の韓国岳周辺ぐるっと回ってえびの高原でテント泊など考えましたが、
結局・・・磯間嶽1時間30分だけのお山歩でもったいなかったですね~。
しかしカナビラの使い方、セルフビレイが少しはできたので、どこかで役に立つでしょう。
中部地方のお天気は晴れでも槍ヶ岳や白馬、立山の3000mの稜線はライブカメラで見ると、どこもどっぷり
雲の中!
基本的に梅雨開けのお天気ではありませんね・・・・。
まだ行けません。