画像は今回の話とは関係ありませんが、私達が一番好きな夜明け前の光景です。
私はあえて使わない登山用語が有ります。
『朝駆け、夕駆け』
朝日や夕日などを見るために早朝や夕刻登る事を言いますが、
そもそも「朝駆け」とは
朝早く敵陣の不意を突いて攻める事を意味します
つまり、「朝早く山頂を攻める」と解釈できます。
山頂を攻めるなんてとんでもないです。
『山頂をアタックし制覇する』
登坂のアタックとは「難易度の高い登坂を登る事」をさしている様ですし
それをやり遂げた時制覇した事になるようですが・・・
アタック、攻撃するなどと言う雰囲気で山頂に挑んだ事は有りませんし、
苦労して山頂に立ったとしても、やり遂げた達成感は有っても制覇したと思った事は有りません。
『山頂を踏む』
ずばり「山頂に立つ事、山頂の岩を踏む事」最近あまり耳にしませんが昔、山岳部やワンゲル部ではよく使われていました。
踏む!・・・山頂に立つ事は許されても頭を踏みつける感じがして踏むと言う言葉は使いづらいです。
結果は全く同じなんですが・・・。
『遠征』
試合探検登山などで遠くに行く時など普通に使われています。
本来の意味は「遠方の敵を征伐しに行く事」です。
スポーツの試合ならまだ多少なり理解できます。
遠くの山へ登山をしに行く私の場合、征伐とまでは言わなくとも試合、探検の感覚も全く有りません。
今まで地元以外の山に行く場合、遠征という言葉は使った事ありません。
しいて使うなら”旅”山旅が最も近いです。
上記の言葉はいずれも、山と戦う戦闘モードの登山の場合から使われる言葉のようです。
しかし、この様な言葉は山に遊んでもらい山頂に登らせてもらう私達の様な登山スタイルには不向きで、
違和感がある言葉だと感じ・・・・・・あえて使いません。
言葉の使い方は時代時代で変わるらしいので、こだわる必要も無いのかも知れませんが
・・・・・・・・違和感があるのは私だけでしょうか・・・・。