お山歩行けないので
大昔、山大先輩の言葉についてです
アイゼン無しで①「雪道をまともに歩けないやつにアイゼンは10年早い」
登る山を見上げ②「怖くになったら登るな」
③「雨具を着る脱ぐタイミングが判ったら一人前」
どの言葉も「なんじゃそれ」って感じでした
しかし歳を重ねるにつれ
また山に行く機会が多くなるにつれ
あながち間違いでは無いし
納得出来る気がします
私は団塊の世代の後の世代
山では大きな革靴にニッカポッカ
頭に和手ぬぐいでハチマキをし
杖ほど長いピッケルを持った(表題画像)
通称山屋の親父がまだ居た時代です
若い人はこんな親父を見た事無いでしょう
しかしその後すぐ
ニッカポッカが化繊のスラックスとなり
和手ぬぐいハチマキはキャップに
長いピッケルはストックとなり
テントも化繊でドーム型で自立し
出入り口が紐止めからファスナーに変わり
ホントか嘘か、雪山でファスナーが壊れ亡くなったとか・・・
今でも私はファスナーを信用していない
モンベルも創設された頃で、
当時アクセサリーレベルのメーカーだと馬鹿にしてた
そんな時代でした
そんな大昔、山屋の大先輩が言っていた言葉、
①「雪道をまともに歩けないやつにアイゼンは10年早い」
今もはっきり覚えています
アイゼンやピッケルなんて
今のように簡単に手に入る物ではありませんでしたし(特に学生には)
当時冬の滑落しない雪道でアイゼンとか付けた事ありませんでした
急坂はステップを切り登ってました
せっかく作ったステップ(階段状)を壊すと怒られてましたね~
カリカリの氷で無い限り、普通に歩いてました
歩く要領は靴底全体で着地し、つま先で蹴ったりしない事
雪国の方は普通に簡単に歩いてます、
ペンギンさん歩きです
韓国岳8合目付近を滑り止め無しで爽快に下山中
体重が踵にかかったので滑っちゃいました
まあ転ぶのも楽しいです
2023/01雪の韓国岳を下る
アイゼン歩きも全部の歯を同時に効かせるが基本
つま先で蹴ったり、踵だけで着地しないなど
滑り止め無しの雪道歩きと同じなんですよね
大先輩の言葉『雪道をまともに歩けないやつにアイゼンは10年早い』
10年は別としてつくづく納得しています
九州の冬山でも前爪のあるアイゼンで
踵で着地しつま先で蹴って歩いて居る方を見かけます
将来本当にアイゼンの必要な山、高見を目指す人で無い限り
それはそれで良いのです
自分が安全にそして爽快に歩くため自由だと思います
ただ!です!!
雪の無い所をアイゼンのまま歩く行為は止めて欲しい
例えば久住の登山道!田んぼの様に成るのはアイゼンが原因です
少しの雪道でもアイゼンや滑り止めを履くのは自由な反面
地面が露出している登山道では地面を傷めない様に外して欲しいです
しかも踵で着地してめり込ませ、つま先で掘り返してる!
どうして、まずいな・・・と気づかない!
雪道をアイゼンや滑り止め無しで滑りながらスキップも楽しいだけどね~~
危ないと思われる方に配慮し誰も居ない時2人でやってみました
2023/01牧ノ戸峠をスキップで下る
本来『雪道=アイゼンやスパイク』
では無いのですがね~~~
え・・・と思った方
新雪の時だまされたと思って
アイゼン無しで歩いて見てください
雪歩きの楽しさが~~~
きっと判ると思います
山に行けない週末爺さんのグチグチでした
他の二つ
②『怖くになったら登るな』
③『雨具を着る脱ぐタイミングが判ったら一人前』は
また今度、山に行けなかった時にグチグチ書きます