「いよいよ始まるね~~~」
「行くっきゃないね~~」
折立登山口駐車場は真っ暗で光を遮断する必要が無く、目隠しはせず窓全開で網戸をして寝ました
明け方寒くなり暗い時間から起き、生鮮食料を朝食で全部食べ~~残り物無し
再度持って登る物、車に置いておく物のチェックを行い・・
車内に置いておくガスカートリッジを・・・どうするか
以前締め切った車内でカートリッジの底が内圧で膨らんだ事が有り・・
大事を取って右に見える直射日光の当たらない柵のポールの影に袋に入れて置いておく事に(下山時回収出来ました)
登山口5時30分出発~~
林道ゲートがまだ開いていないので・・居るのは宿泊組だけ
その先10mのベンチまで来て忘れ物を思い出し2回も往復
いきなりの坂を汗びっしょりになるも淡々と標高をかせぎ
清々しい大きな木が多く~反面風が通らない~~
森林限界を超え~~日差しが~~
傘を差し「遠いね~~」太郎平小屋は見える稜線の先
日差しと山を越えてくる生暖かい空気で暑く・・傘とうちわを出し~~
花は至る所に咲いていて、これはこれで~~
太郎平小屋が視界に~~
約4時間かかって10時、小屋に到着し登山届けを提出し、軽く食事と休憩を40分~~まだまだこれから
薬師岳方向に木道を進みテント場の有る薬師峠へ下り~~正面奥少し見える薬師岳からの稜線へ~~~
「めっちゃ遠いっちゃない・・・」「まだ3時間以上かかるね~~」
急なガレ場ですが周りに花も多く
こんな姿勢までして~~花を
花がどこも満開
ここも
又これも
カールの縁に出て~~山頂は稜線のまだまだ先の先、見える沢の上
「遠いね~~~」「まだやね~~」2人の会話はこの繰り返しになり
会話も無くなり・・・稜線をただただ登り・・・
やっと12時35分薬師岳山荘に~~~受付をし、30分休憩
薬師岳山頂はまだ1時間半先・・・「今日は止める?明日にする?」「行く!」
青空も体力も無くなって・・・気力と意地のみ?
お互い全くの無言のまま・・・・兎に角・・登り~~
13時52分薬師岳山頂2926m「着いた~~~~~~」「や~~長かったね~~」
実質約7時間半で、単純標高差1700m登って来ました
「とりあえず休憩させて・・・・」完全お疲れモード
甘い物とパンとサラミと温かいコーヒーを飲み十数分後・・・パンパンに浮腫んだ笑顔で回復
祠にお参り、宮崎から持参した焼酎カップ『黒霧島』を開封し容器はゴミになるのでお持ち帰り
「きゃ~~~焼酎プンプンに成ってる~~」(南九州で御神酒は焼酎が定番)
下山します。「カール凄いね~~~」
だだっ広いガスが出ると、嫌な尾根下り、おもわず尾根筋方向をコンパスで確認
岩岩を真っ直ぐ尾根方向に沿って歩いてみたものの・・歩きづらく・・素直に踏み跡をジグザグに
標高2700mの稜線でも花も多く・・・しかし惰性で下山
14時40分薬師岳山荘に到着~~9時間のお山歩終了~~~「とりあえず休憩・・・」
GPS計測で距離12.5km、時間9時間15分(休憩40分+30分+10分)、
累計標高差登り1792m下り384mのお山歩でした
小屋の部屋で、夕食までゆっくりと・・・窓から見えるこの日の夕焼け
日本海が見えるそうで・・・水平線かも?
1日目は、時間9時間、標高差1700m登坂はさすがにお疲れでした
今回1日で登った標高差(1792m)は過去データーから調べてみると
剱岳の馬場島から早月小屋(1490m)や、白馬岳の猿倉から白馬小屋(1460m)などと比べても、
今までで最高の登坂記録だったのです
「後半ぜんぜん楽しくなかった~~」「やっぱ最長6時間以内だね」
話し合いの結果、体調や気象状況などどんな状況でも『楽しい山旅』が基本・・・
そのために今後の行程を短縮する事に・・・
「小屋の予約全部変更せんといかん・・」「電波つながると?」
「Docomoもauも不安定やから中継アンテナの有る太郎平で電話する」
薬師岳山荘は女将さんが仕切って、ご主人がサポートしている小規模で綺麗で清潔な小屋で、
しかしいかんせん水場が無く、トイレの手洗いなど水の節約が大変な所でした
20時には就寝しぐっすり寝ました
次は2日目、薬師岳山荘から太郎平小屋経由、薬師沢小屋まで~~超楽チン行程