「明日は絶対行くよ~~」
「5時起きね」
先週出発が遅れ大幡山でタイムアウト、今週は準備万端気合いを入れて獅子戸岳へ
ひなもり台登山口を8時半に出発すればランチタイム1時間でも余裕を持って16時に下山出来るスケジュール
1分でも早くと8時前にひなもり台ゲート前に着くとすでに「開いてるやん~~」
登山靴を履くだけで準備OK、予定より15分早く8時15分出発
林道を50分歩き予定どおりのペースで
大幡池分岐を10時15分、11時大幡山通過予定を10時55分に、15分有った貯金が5分に減り
大幡山から獅子戸への縦走路へ~~小さなピークを2箇所越えなければ行けません
昨年小林市とボランティアの方々が整備された登山道
「めっちゃ広くなってる~~」ミヤマが登山道に迫り出し「バンザイして歩いていたからね~~」
韓国岳を見ながら
小さなピーク到着、真っ黒い新燃岳が見えて来ました
1381mのピーク~~ここも綺麗に石を積んで有ります。前もって整備された方々に感謝です
一旦下って正面の獅子戸岳へ
噴火前この鞍部は地面一面に緑の苔が生え気持ちの良い所でしたが・・・見る影も無く・・しかしこれも自然
新燃岳北東斜面方向、最も噴石が貯まっているであろう所
炭化木の林へ平坦な登山道があったな~~確か”狩り場”とか言う所だったかな?無人観測機器も有ったな~~
獅子戸岳へ登り始めると「きついね~~」「韓国岳からも、新燃岳からもきつかったけど・・今日もきつい」
どこから来ても数時間後の登りだからでしょう・・
「お~~~~」「新燃、でかいね~~~」「8年間遠くからしか見てないからね~~」
11時45分、まず2010年11月以来約8年ぶりの山頂へご挨拶
13時にここを出発すれば十分16時に戻れる予定~^^まずゆっくりホットサンドでランチ
昔の記憶を頼りにミヤマが生い茂った中を~~獅子の鼻筋の上へ
「行き止まった!・・行けん」「そこ違う!草が生えてる所が昔の道やが~~」
「きゃ~~~凄いね~~久しぶりやね~~前来た時ドドーンと音がしてビックリしたよね~~」
「新燃の噴火かと思ったら桜島やったね」
過去韓国岳山頂とえびの高原で新燃岳の噴火の瞬間を経験しています
しばし2人でこの景色を見ながら~~毎週縦走をしていた頃の昔話を~~
火口縁からあふれ出した溶岩、斜面に転がっている岩でも軽自動車レベル
火口縁の中で「あそこ一番低かったもんね~」「ぐる~と周回して耳も登ったよね~~」「耳の形変わったね~」
新燃岳との鞍部を覗き込み「広場も標識もしっかり残ってるね~~」
「ここからの登山道も新湯からの登山道も残ってる、新燃に登る登山道も途中まで判るやん」
キリシマミツバツツジの季節は座る所がないほど混雑していた十字路広場(左の中央下)
新湯へのミツバツツジのトンネル道(斜め上方へ伸びている)
携帯トイレブースの残骸の様な物も確認出来ました
韓国岳を振り返ると~~砂防堰堤から沢の横を下る旧縦走路もハッキリ確認出来
「その横の筋が作っただけで開通してない新縦走路じゃないかな」
見方を変えると8年ほどの歳月で自然は完全には元に戻らないって事ですね
琵琶池付近の縦走路
崩壊してる所の上縁が縦走路「あそこ良く滑ったよね~~」「懐かしいね~~~」
新燃岳の「火口縁は生きてる間にはたぶん歩けんね~~」「判らないよ~~長生きすれば」
「どうかな・・」「でも数百年に一回の噴火前後に登ってるって凄くない~~~」
火山の活動が治まるのが早いか・・体力が落ちるのが早いか~~我慢比べです
馬鹿な話をし~~タイムリミット13時に近づいて来たので下山
山頂や下山途中でブログを見ていただいてる方や以前お会いした方々と再会し少しお話をして
~~またどこかでお会いしましょう
鞍部の十字路広場や狩り場に行く分岐で「行って良いのかな~~」「微妙やね~~」
災害対策基本法の立ち入り禁止区域外ではありますが・・どうでしょう・・自分の責任で?
炭化木への登山道は行けたにしても・・・
「もし万が一の時あの沢は逃げ場が無いから当分行かん~~」
1381Pへの登り・・さすがに脚が疲労して来ましたね~~
真っ直ぐ行くと~~1381Pから伸びる南尾根
ミヤマの時期が楽しみです~~私的には霧島連山中最高とひそかに
生駒林道から登ってこれる道への分岐
現在林道が通れるのか?状況が判りませんが、この大幡獅子戸間に来れる最短コース
この景色を満喫しながら歩いていると「調子わるいと~~」「絶好調よ~~」
「・・・肩も痛いし膝も腰も違和感有る」「時間は大丈夫やからゆっくり歩けばいいが~」
自己申告する間はまあ大丈夫
途中で数回休憩してもなお、足に疲労を感じながら林道を歩き予定より30分早く15時35分到着
GPS計測で距離14.8km、時間7時間25分(ランチ休憩60分)、累計標高差956mのお山歩でした
2010年11月「韓国岳と獅子戸岳に行って来た」以来約8年ぶりの獅子戸岳でした
また噴火前の新燃岳を最後に見たのは2011年1月22日噴火の1週間前「新燃岳の様子を見に韓国岳へ」
この3日後断続的な噴火が始まり韓国岳も数年間立ち入り禁止となった
改めて昔の画像を見て変貌した景色や自然のパワーにビックリです
しかし登山道など昔と変わらない姿を見て懐かしくも感じました
枯れた植物、枯れずに更に繁茂し頑張っている植物を見た時
くじゅう平治岳などではミヤマキリシマの中で急速に繁茂しているウツギを人工的に伐採していますが、
ここではウツギなどの植物が噴火の影響で広大な面積で枯れ
枯れた事で更に繁茂しているミヤマキリシマ達を見た時・・・自然の淘汰する力の大きさも改めて感じました
私達は偶然にも噴火前の自然の姿と噴火中、そして自然が復活する現象を約300年ぶりに
この目で見られる事の有りがたさも感じています
解禁後すぐに歩けたのは登山道を前もって整備された小林市やボランティアの方々の努力にも感謝です
その反面、韓国岳から獅子戸岳までの環境庁の管理下の部分はミヤマキリシマの花の季節までには開通する事を願いたいです
雪を待ってますが~~~もう今季は降らないのか?