「空缶集めてどうすると・・・?」
「少しずつ入ってるから、まとめて回収するとお得感があるやろ~~~」
OD缶は現地で使い切ってしまうのが一番
キャンプ場などや、車中泊の場合なら問題無く使い切る事ができます
しかしザックに入れ自分が背負って持って行くとなると・・
残量が少なくなった缶と新品缶、
2缶を持って行くのは・・・つい・・・つい
そこで残り少ない軽く振ってシャバ・・シャバ・・程度の缶に
残っている残ガスを一気に回収し集めてみようと
まあその目的で迷い無く残量の少ないODガス缶を貯めてきた
残量の少ないEPI(緑色)とPRIMUS(黄色)のOD缶15個の残ガスを
JETBOIL(ネズミ色)に以前自作した器具で移す事に
いつもこのブログを読んでいただいて居る方は
あ~~なるほど・・・先が読めた
『それぞれ事前と事後と重さ量って
何g回収し何g逃がして何g回収できませんでした~~だな!』
と内容を想像していただけていると思います
大正解なので先ず結果から
14個のOD缶から約レギュラー1缶分弱の184.2gのガスを回収出来ました
そんなに沢山回収出来ると思っていなかったので途中で失敗し
かなり逃がしてしまいました
先ずそれぞれの重さを量り・・
ガスを移す道具は以前
『ガスカートリッジ詰め替えの価値?と接続器具の製作』で自作した器具を接続し
重力と圧力差を作り移動させます
(ガスを詰め替える行為は違法ですので・・・ご承知を)
貯める缶を冷凍庫でカンカンに冷やし更に温まらない様に保冷剤で包みます
接続すると液化ガスが重力で下に流れるのと
冷凍の温度差以上に更にくぼみに熱湯を貯め温度差(圧力差)を作り
ジュルジュルの音をたてて下の缶に流れて行きます
4缶移している途中で全く移動しなくなり・・・
外して見ると液化ガスが液体のまま漏れだし・・
重さを量るとほぼ満杯
スモール缶で十分と思っていたので失敗しました
残りはレギュラー缶No2Eに移す事に、
キッチンで作業をしていたのですが、
漏れた液化ガスが漏れ臭いので窓際での作業に
同じ様に冷凍庫で冷やし保冷剤で・・・
重力で下の缶に流れるのですが・・
窓際では熱湯で温められないので温度差(圧力差)が出来ず
すぐに上の缶が冷たくなり・・両缶の差が少なくなり
個々の缶にまだ残ガスがありますが・・移動回収無理なので終了
結果
170gだったJETBOIL缶が229.5gに増え、
106.3gだったEPS缶が231.5gに増え、
合計184.5gしか回収できませんでした
見込みが甘かったのが残念で悔しいです
最初からレギュラー缶を回収缶に使っていれば液体のまま捨てる事無かったし
2回目も熱湯で温め圧力差を作る事ができればもっと沢山回収出来たとおもいます
しかしOD缶は構造上バルブ部を下に向けて液体を完全に出する事はバルブ高さ分できません
また缶の内部には気化を促進するためのEPIは段ボール紙状、PRIMUSはスポンジ状の物が有り
この素材にしみこんでいると思われる液化ガスまで回収するには
直前に逆さまにしておけば更に回収量は増えたと思います
再度表を見ると
EPIでは缶No3Eが最も回収出来ています
これは2回目最初の缶でキンキンに冷えていたため上手く移動できた
PURIMUSでは缶No14Pが最も回収できた結果ですが、元々残量が少なかったためでしょう
思ったより沢山の量を回収出来ました
工夫すればもっと回収出来るとおもいます
しかし、この移し変え行為は法律違反です
一番良いのは燃焼し使い切る事です、
そのためには2缶持って行くか
キャンプや車中泊などの時、残量の少ない缶を積極的に使う事ですね
お山歩出来ない休日の一人お遊びでした