日々の移ろい

両親の本音

父(88歳)を介護している母(85歳)。
二人は 若い頃から決して仲が良かったとはいえなかった。
この二人の間で、私は揺れ動いていた。

土曜日か日曜日の晴れた日には、父の入浴を目的に
実家へ通う。

暑かった今までは、シャワーを母に日中にしてもらっていたが、
そろそろ寒くなり、私の入浴介助が再開。

5ヶ月ぶりの入浴は、上手く浴槽に入れるか?心配であったが、
まだ足の機能は、残っていた。
回転椅子に座り、足をくるりと回すと浴槽に入れる。

母では 無理な動作である。

骸骨のように痩せた父の体。
石鹸で擦ったら、垢が取れる取れる!
シャワーでは得られない気持ちよさが、嬉しい!と、父。

来月は、毎朝来てもらっているヘルパーさんを
1ヵ月来なくて良い!と、父。

理由を聞くと、
母がヘルパーさんが来られる前に部屋を片付けたり、
母もまだ布団から出たくなくても、
だらしが無い状態は 許せないらしい。

母は ヘルパーさんが帰られると、父に愚痴るようで、
父も聞いていて、気分も良くなく、
12月は休んでもらう!と。

私にとっては、毎朝の安全確認にもなり、
どんなに助かっていたか
二人共、状態がおかしい!という変化を、朝見つけて下さる!
それが、離れて暮らす私には ありがたい!と思っていた、
と、伝えると、少し納得したよう。


母が、これから風邪など引き、寝込んでも、
ショートステイなど選択肢はまだあるからね!と伝えた。
きっと母も、精神的にも限界近いかもしれない、

かといって、父をショートステイにでも預けたら、
世話を焼く人がいないとなると、母の性格上 つまらないのでは・・・?

父にとっては、
母の口煩い愚痴や たまの暴言から、避難できる、
別荘生活かもよ!? と、父の耳元で囁いてみた。

まだ家で介護し続けたいのか?
少しは、母の体を休めたいのか?
きっと母にもどうして良いのか判らなくなっているのだろう。
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