このまま暑い夏に突入したら既に体力が落ちているグランにとって、
夏を越す事は無理かもしれない・・・

そんな気配をグランは察してか、
夏の入り口の6月1日、朝から日差しが強かった。
桃の木陰で、横になっていたグランにまだ2・3日は大丈夫と思って出勤した。
が、帰宅して一目散にグランに駆け寄ったら、
もう既に息が弱っていた。
目も開いてはいても、朦朧としていた。
私達家族の手を何も煩わせることなく、安らかに眠るように、
天国に行ってしまった

グラン

グランが知らぬ間にね、Tちゃんはね、
J君のお嫁さんになって、もうグランの家にはいないよ!
でもそれは幸せに暮らしているから安心してね。
仕事に、家庭にと、グランが知っているようにフル稼動で
毎日充実した生活を送っているそうだかっらね。
お姉ちゃんも、いつの間にやら、可愛い

グランも知っているR君と幸せに暮らしているよ。
グランを何度も、公園に連れて行ってくれたR君のこと、覚えている?


Sちゃんはね、
今日から、小学校で1ヶ月教育自習が始まるの!
昨日は緊張している雰囲気があったけど、
始まってしまえば、しっかり物のSちゃんのことだもの、心配ないよね?
パパは、今はいつでもグランを散歩にいける状態なのに、
グランがいなくて、寂しいよ!って。
庭仕事をしているといつもグランが後ろから襲ってきたよね

パパの事大好きだったグラン

パパを見守ってね

私はといえば、
いつもの公園で散歩をしているグランそっくりな犬を見つけると、
ドキ!! とするけど、じっと見つめて、それから視線を外す。
だって、グランよりハンサムな犬じゃないんだもの。

この前ね、筍の皮を庭先で剥いていたの。
柔らかい部分ってグランが大好きだったよね。
筍の皮むきの時は いつもそばに座って待っていたでしょう?
もう筍の時期は終わってしまったけど、
次は、スイカの美味しい頃がやってくるよ!