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日々の移ろい

それぞれの 春

勤務日がまちまちの為、久しぶりに顔を合わせた同僚Mさんに、

「(ご家族で)この春から 進学やらで 生活形態が変わった?」と尋ねました。

彼女には 3人のお子さんが居られ、最年少の娘さんは 確か今年高校入学でした。

「それがね、家から出て、寮生活になったの」

どうやら 運動推薦で、

大阪の名門校に入られたようです。

たしかにとても利発で運動抜群とお見受けしていた娘さん。

小学生の頃の夏休みには、お母さんについて来て、
職場の会議室等で 宿題をしながら、 お母さんの仕事が終わるのを待って居られた記憶が残っています。

「それは淋しいわね、、
ゴールデンウイークには、かえって来られるの?」

と、質問してみましたら、

やはり特化した運動部、

「お盆に二三日、あとは正月しか帰れず と厳しいのよ」

「私には 娘は淋しい とか、何も言わないけれど、長女に昨夜 『泣いて電話してきた』 と聞いて、私も眠れなかったの」

それは辛い。

まだ15歳です。

いくら好きな事 得意なことに打ち込む為とはいえ、15歳。

「他のお子さんは?」との問に、
「みんな大学や就職で出て、夫婦だけになったの」

今迄、3人のお子さんの賑やかな話題を伺ってきましたから、家の中が、シーンと静か過ぎて それはさぞ 、、

「もうね、抜け殻状態よ」

私も、京都へと下宿を選んだ18歳の長女に、
(当時は受験勉強のみしていたあとでしたから、何も教えていなかった)と、

送り出して暫くは
さみしくて さみしくて。

同僚Mさんは、早く子離れする機会を得たのです。

きっと娘さん、
3年後には、驚くほどの成長を遂げて 戻って来られるでしょう。




今日の職場の乳児は、ゼロ歳は既に慣れたようで、泣き声も少なかったのですが、

1歳半のSくんは、
朝から給食が始まるまで、声が枯れる程、「ママー」

しかし、給食の席に着いたら、

「美味しい」と、おかわりをするほど 笑顔に。

Sくん、「食べることが好きな子で良かった」と、皆の意見。


それぞれの春が、
動きだしましたね。
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